7119が役に立たない理由

「救急車を呼ぼうか迷っているときは、7119を利用したほうがいいって本当?」
「7119が役に立たない理由を教えて!」

今すぐ救急車を呼ぶときは119番を使うべきです。
ですが、「今の状況は救急車を使うべきなのだろうか?」と悩むときもありますよね。
そんなときのために開設されたのが7119番の回線となります。

ところが、7119は役に立たないという口コミが後を絶ちません。
その理由を紹介します。

編集者・綾瀬編集者・綾瀬

7119って便利そうですけど、どうして役に立たないと思われてるんでしょうか?

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7119に何を求めているかによって、役に立つかどうかが変わってくるんだ。
本記事では、7119の正しい役割についても紹介しておくね。

そもそも7119とは?

そもそも、7119とは何なのでしょうか?

7119とは、救急安心センターと呼ばれるものです。
救急安心センターでは、救急に関する様々な疑問を24時間受けつけています。(地域によっては受けつけ時間が短い場所もある)
たとえば、「家族の体調が良くないんだけど、これって救急車を呼んだほうがいいの?」というときがありますよね。
こういうときに7119にかけると、救急の専門家(医師・看護婦・救急に詳しい相談員)が対応してくれるため、今の状況のベストな判断を教えてくれるんです。

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119に電話をかける件数は、年々増加傾向にあります。
もし、これ以上電話の件数が増加してしまうと、本当に救急が必要ときに電話をかけても、医療従事者がすぐに電話に出られないという状況に陥るかもしれません。

そこで開設されたのが救急安心センターとなります。
救急車が必要かどうか迷った人を7119にかけさせることで、むやみに119の回線にかける件数を減らしているんです。

以上、7119とはどういう回線なのかを解説しました。
これだけ聞くと、7119は役に立ちそうな気がしてきますよね。
ですが、7119が役に立たない理由が存在するんです。

7119が役に立たない3つの理由

7119が役に立たない理由は以下のとおりです。

7119が役に立たない理由
  • 7119の番号には対象地域外が存在する
  • 7119の電話に出るのは医師や看護婦だけではない
  • 【これが結論】119があるので、わざわざ7119を利用する必要がない

どういうことなのか、それぞれの理由について詳しく解説していきますね。

7119の番号には対象地域外が存在する

使うと便利な7119ですが、実はとんでもないワナがあります。
なんと、7119の番号には対象地域外が存在するんです。

7119の対象地域外のエリアは、以下の画像で確認できます。

7119の対象地域外エリア

画像を見れば分かるとおり、ほとんどの地域で7119は実施されていません。
これはもう、役に立たないというレベルの話ではなく、そもそも回線が使えないというのが現状なんです。

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7119が実施されている地域でも、注意しなければならないことがあります。
それは、番号が異なる(7119ではない)地域が存在するという点です。
電話番号は共通のものだから認知してもらえるのに、地域によって番号が異なってしまうと認知してもらえません。
こういう理由があるからこそ、7119は役に立たないと言われているんです。

7119の電話に出るのは医師や看護婦だけではない

7119の電話に出てくれるのは、医師や看護婦だけではありません。
実は、相談員という方も電話に出ることがあります。
この相談員は、救急に関するトレーニングを受けた人物であり、救急の仕事に携わっている医師や看護婦ではありません。

あなたは『救急のプロ』と『救急に関するトレーニングを受けた相談員』のどちらに相談したいですか?
そう考えると、7119は役に立たないと思ってしまう方が多いようです。

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救急車を呼ぶかどうか迷っているということは、あなたの家族やあなた自身の命に危険が迫っているときのはず。
そういうときは、やっぱり救急のプロに相談したほうが安心しますよね。
だからこそ、多くの人は7119よりも119を利用してしまうため、7119の存在理由が問われやすいんです。

【これが結論】119があるので、わざわざ7119を利用する必要がない

119の番号にかけることに制約があるのなら、確かに7119の存在意義はあるかもしれません。
ですが、日本在住の人間なら誰しも119にかけることができます。
しかも、119の電話に出てくれる医療スタッフは救急のプロであり、あなたの今の状況に救急車が必要かどうかを的確に判断してくれるんです。
そう考えたら、救急時に7119に電話をすることがどれほど無駄なことなのかがよく分かるはずです。

7119はあくまで相談したいときにかける回線です。
ですので、救急のときは119、何か質問したいときは7119を利用するようにしましょう。

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まだ起こっていないけど気になる救急の疑問があるときは、7119が適しています。
たとえば、「うちの子供は発作が起きやすいんですけど、こういうときに救急車を呼んでも大丈夫ですか?」といった質問があるときは、7119が非常に便利です。

もし、本当に救急車が必要なときは119にかければいいだけなので、わざわざ7119の回線にかけるのはやめておきましょう。

まとめ

あなたの今の状況に救急車が必要かどうかは、救急のスタッフが1番よく分かっています。
ですので、救急の手当が必要な人がいるときは119にかけたほうがいいです。
それ以外の救急の質問があるときは、7119で相談するようにしましょう。


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