運動後低血圧になりやすい人の特徴

「どうして運動後低血圧になりやすいの?」
「運動後低血圧になりやすい人の特徴や治し方を教えて!」

激しい運動をしたあと、気分が悪くなることはありませんか?
それは運動後低血圧になっていることが原因となります。

本記事では、運動後低血圧になりやすい人の特徴や治し方について解説していきます。

編集者・綾瀬編集者・綾瀬

症状がひどい人は、失神することもありますよね。

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そうなんだ。
運動後低血圧になると危険な場合もあるから、しっかりとメカニズムを把握しておこう。

運動後低血圧に陥ってしまう原因と危険性について

まずは、どうして運動後低血圧に陥ってしまうのか、その原因について理解を深めておきましょう。
そうすれば、運動後低血圧になっても治す方法が分かってきます。

人間は、激しい運動をすると心拍数があがります。
これは、より多くの血液を筋肉に届けるためです。
ただ、そのためには血液が通る道である血管を拡張させる必要があります。
ですので、運動中は血管が拡張した状態となります。

ところが、一度拡張した血管は徐々にしか縮小しないため、運動を終えたあともすぐには戻りません。
ですが、心拍数は下がっているため、血液は通常の量に戻っています。
つまり、血管が拡張したままなのに血液が少ないため、低血圧を引き起こしてしまうんです。
これが運動後低血圧に陥ってしまうメカニズムとなります。

ただ、運動による血圧低下が危険かどうかは、医師の中でも意見が分かれることが多いです。
何故なら、身体の仕組みを考えると仕方がないことですし、何より自然と治る症状でもあるからです。

とはいえ、やはり運動後低血圧になりやすい人は実際にいるため、その特徴や適切な治し方を知っておくと、いざというときに役立つと思います。

では、具体的にどういう人が運動後低血圧になりやすいのでしょうか?

運動後低血圧になりやすい人の特徴3選と治し方

運動後低血圧になりやすい人は以下のとおりです。

運動後低血圧になりやすい人の特徴
  • 運動不足
  • 栄養が足りてない人
  • 他の要因で血圧が下がりやすい人

どうして、これらの特徴があると運動後低血圧になりやすいのか、1つずつ解説していきますね。

運動不足

運動不足と心拍数は、密接な関係にあります。
極端な話、マラソン選手と同じペースで走っていたら、素人の方はすぐにバテてしまいますよね。
では、どうしてマラソン選手はすぐにバテないかというと、トレーニングを積むことで心拍数を上げずに走り続けることができるようになるからです。

つまり、心拍数は普段の運動量によってある程度なら抑えることができるというわけなんですね。
ですので、運動後低血圧になりやすい人は、運動不足を解消するだけでも症状を軽減することができます。

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もし、どうしても運動後低血圧の症状が出てしまうときは、クールダウンを心がけてください。
すぐに運動をやめるのではなく、じょじょに運動を終えることで、心拍数の下がりを緩やかにできます。

栄養素が足りてない人

「ちゃんと運動してるのに、どうしても低血圧になってしまう」という方は、そもそも元気な身体ではない可能性がありますね。
たとえば、鉄分の栄養素が足りてない人は、ヘモグロビンがうまく作れない状態となります。
体内でヘモグロビンがうまく作れないとどうなるかというと、貧血を引き起こす可能性があるんです。

貧血は全身に酸素が行き渡らない状態を指しますので、めまいや息切れといった症状がでてしまいます。
こんな状態の身体では、運動後どころか運動中に気分が悪くなっても仕方がありませんね。

ですので、栄養素が足りてない人も運動後低血圧になりやすい人といえてしまうんです。

他の要因で血圧が下がりやすい人

そもそも、低血圧は運動後だけになる症状ではありません。
低血圧は、色々な要因で引き起こる可能性がある症状なんです。

たとえば、食後の運動は控えるように言われたことはありませんか?
その理由は、食後は血液が胃に集中しているため、全身に血液が行き渡りづらくなるせいで低血圧を引き起こしてしまうからです。
ですので、食後に運動する人も低血圧になりやすい人といえるわけですね。

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その他にも、遺伝的な要因で運動後低血圧になることもあります。
一般的には、虚弱体質の方がこれに該当しますね。

遺伝的な要因の場合は自力で治すのは困難ですので、運動後低血圧になりやすくて困っている人は、一度もよりの病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ

健康な身体を維持するためには、適度な運動が必要ですので、「運動後低血圧になりたくないから、運動したくない」という考え方は本末転倒となります。

ぜひ、運動後低血圧になるメカニズムを正しく理解し、日々のトレーニングに活かしてくださいね。


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