網走刑務所の怖い話

「網走刑務所に幽霊が出るって本当なの?」
「網走刑務所の怖い話を教えて!」

網走刑務所とは、日本の最北端にある刑務所のことです。
高倉健さん主演の映画・網走番外地シリーズがヒットしたこともあり、網走刑務所は観光地としても有名になっています。

そんな網走刑務所ですが、実は怖い話も多いんです。
本記事では、網走刑務所の怖い話について紹介していきます。

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なお、本記事で紹介している網走刑務所とは、明治に建てられた網走監獄のことを指します。(現在は観光地になっている)
また、怖い話のほとんどは都市伝説のようなものが多いため、あなたが同じところに訪れたとしても必ず怖い体験をするかどうかは保証しかねますのでご了承ください。

網走刑務所の怖い話

網走刑務所(網走監獄)は、明治時代に建てられた木造建築の刑務所です。

明治時代では、北海道はまだ開拓が進んでいない地でした。
ですが、隣国(ロシア)の南下政策という脅威を知った政府は、日本の国土を守るために今すぐ北海道を開拓する必要があったのです。
そこで政府は囚人を労働力とし、北海道を開拓する方法を考えつきます。
だからこそ、網走刑務所は最北端の地に作る必要があったわけですね。

当然のことながら、網走刑務所の囚人たちは過酷な労働を毎日のように強いられることになりました。
それに加え、開拓前の北海道にはたくさんのクマがいましたので、常に危険と隣り合わせの作業だったそうです。
その結果、北海道を開拓する頃には200人以上の囚人たちが犠牲となってしまいました。

そして、今現在も囚人たちのさ迷える霊は網走市内で目撃されているというのです……。

網走市内で目撃される囚人たち

10代・女性のAさんは、部活帰りのバスから外を眺めていました。
ちょうど夕日が沈んだ頃の時間帯だったため、道路を歩く人の顔がよく分からないぐらいの暗さだったそうです。

バスが信号で止まった時のことでした。
ふと、Aさんは道路の反対側にある道端から、こちらを見つめている男性に気づいたそうです。
外は薄暗いはずなのに、なぜかその男性の服がボロボロで泥だらけになっているのがハッキリと見えました。
それもそのはず。男性はうっすらと青白く光っていたのです。

Aさんが驚いて立ち上がったとき、停車しているバスの横をトラックが通り過ぎました。
そのトラックが通り過ぎたあと、道端にいたはずの男性はどこにもいませんでした。


網走では、こういった囚人の目的情報がたくさんあります。
とくに多いのが、囚人墓地に近い地域です。

囚人墓地で集団の足音が聞こえてくる

網走で心霊現象が多く目撃されているのは囚人墓地です。

そのため、肝試し感覚で夜の囚人墓地を訪れる若者は毎年のようにいます。
20代・男性のBさんも仲間と一緒に車で囚人墓地に向かっていました。

4人は車内でたわいもない話を続けていたのですが、囚人墓地付近の道路を走っていたとき、突然、車が動かなくなったそうです。
運転していたBさんが車のエンジンをかけ直そうとしたとき、車の外から集団の足音が聞こえてきました。
その足音は、確実に車に近づいてきます。
すると、ドン!とボンネットが叩かれる音が響き渡り、車内の4人は悲鳴をあげました。

その後、集団の足音が通り過ぎると、車は鍵を回してもいないのにエンジンがかかったそうです。
Bさんは恐る恐る車を降りてボンネットを確認しましたが、そこにへこみのようなキズはありませんでした。
ですが、何故かボンネットは泥で薄汚れていたそうです……。

網走監獄博物館で感じる視線

網走監獄博物館は、実際に刑務所として使われていた木造建築をそのまま利用しています。
そのため、30代・女性のCさんは網走監獄博物館には行きたくありませんでした。
何故なら、Cさんには霊感があったからです。

ですが、Cさんは霊感があることを友人たちには秘密にしていたため、網走監獄博物館に観光に行こうと誘われたときに断ることができませんでした。

Cさんを含む3人は、網走監獄博物館に訪れました。
そのとき、Cさんは視線を感じたそうです。
友人たちは人形の囚人や看守の視線が怖いと笑っていましたが、Cさんはまったく笑えませんでした。
何故なら、人形の目はCさんを睨むように動いていたからです。

Cさんは体調不良を訴え、網走監獄博物館の外に出ました。
今なお囚人たちが棲んでいる建物に、もう入る勇気はありませんでした。

まとめ

網走刑務所の怖い話は、他にもたくさんあります。
ですが、本当に知るべきことは、囚人たちのおかげで北海道は開拓できたという歴史なんだと思います。

ぜひ、北海道の歴史を学ぶ一環として、網走刑務所を訪れてみてはいかがでしょうか。


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