ユニクロの社長がクズな理由

「ユニクロの社長がクズだと言われる理由を教えて!」

ユニクロ(ファーストリテイリング)といえば、日本のアパレル業界でもっとも稼いでいる企業です。
時価総額でいえば、世界で1位となっています。(アパレル業界のみ)

そんなユニクロの社長・柳井正さんは、起業家としての成功例であり、本来なら称賛されるべき人物のはず。
ところが、世論では「ユニクロの社長はクズ」という評価が多くなっているんです。
その理由はなんなのか、詳しく紹介していきます。

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柳井正さんの考え方はユニークであり、それがハマったから日本を代表する企業に成長したわけです。
ただし、その考え方は経営者目線が重視されており、一般常識とはかけ離れています。
だからこそ、ユニクロの社長に対する評価は賛否が分かれやすいんです。

ですので、これから紹介する、ユニクロの社長がクズだと言われている理由が本当にやばいかどうかは、あなたの感じ方次第かもしれません。

ユニクロの社長がクズだと言われる3つの理由【柳井正のやばい考え方】

ユニクロの社長がクズだと思うかどうかは、人の捉え方によって異なってきます。
とはいえ、柳井正さんの考え方は経営者目線に特化しており、労働者からすればやばい人間の考え方だと誤解されやすい部分があるのは事実です。

本記事では、ユニクロの社長がクズだと言われている主な理由を3つ紹介していきます。

今の日本人は『民度が劣化した』と発言

良くも悪くも、ユニクロの社長のコメントに注目が集まった話題がありました。
それは、メディアに向けてコメントした現在の日本に対するコメントです。

「最悪ですから、日本は」
「結局、この30年間に1つも成長せずに、稼げる人が1人もいない、稼げる企業が1社もない」
「民度がすごく劣化した。それにもかかわらず、本屋では『日本が最高だ』という本ばかりで、僕はいつも気分が悪くなる」
「新聞のスポーツ欄を見たらよく分かります。日本選手が3位や4位になったという記事ばかりで、1位は結局、誰かが書いてない」

実に、企業者目線のコメントですよね。
伝えようとしていることは分からなくもないのですが、やはりどこか上から目線な発言だと言えてしまいます。

ネットでも同じことを思っている人がたくさんいたようで、ユニクロの社長に対して「オレたちは民度が低いのか?何様のつもりなんだ!」という意見で溢れ返っていました。

今になって思えば、この頃からユニクロの社長はクズだと言われるようになっていきます。

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柳井正さんが伝えたかったことは、世界は急成長しているのに、日本は1位になるための努力をしなくなったという点です。
おそらく、高度成長期に頑張っていた日本と今の日本を比較しているのでしょう。

ただ、柳井正さんがインタビューを受けたときのようなコメントだと、今の日本人は怠けていると言っているように感じ取れてしまいます。

私たちは毎日のように労働しているわけですから、こういったコメントの言い回しは不適切だったといえるのかもしれませんね。

ウクライナよりもロシアの生活を優先するような発言をして炎上

2022年、世界で驚くべきことが起こりました。
なんと、ロシアがウクライナに侵攻を開始したのです。

国連の呼びかけにより、世界中でウクライナの人道支援が始まります。
それと同時に、世界中の大手企業たちがロシアでの販売中止や事業撤退を開始しました。
その理由は、ロシアへの経済制裁です。

ところが、ユニクロの社長は「衣服は生活の必需品。ロシアの人々も同様に生活する権利を持っている」と発言し、ロシアにあるユニクロは営業を続行する姿勢を取ったのです。

ユニクロの社長の発言があった直後、日本国内ではユニクロに対する批判が殺到しました。
「ウクライナよりもロシアの生活を優先する気か!」
「同じ日本人として恥ずかしい!」
こういった声が広まったのです。

事態を重く見たユニクロ(ファーストリテイリング)は、発言を撤回し、ロシア国内への販売を中止する方向転換を余儀なくされます。
ですが、1度言ったことは世論には残り続けるため、ユニクロの社長に対するクズという評価は、今なお消えることはありません。

新疆ウイグル自治区の強制労働に対してノーコメントで炎上

ユニクロは中国にも進出しており、大きなマーケットで利益を上げています。
ですが、それが裏目に出る問題に直面しています。

あなたは、新疆ウイグル自治区の問題はご存知でしょうか?
中国では、ウイグルの強制労働が社会問題となっています。

そして、ユニクロもこの問題に無関係とはいえなくなりました。
なんと、米関税当局がユニクロシャツの輸入を差し止めたのです。
その理由は、ウイグルで製造されたシャツだと判断したからです。

ちなみに、ユニクロは『強制労働や人道に対する罪の隠匿の疑い』で裁判を起こされています。
こういった状況の中、ユニクロの社長の発言がまたもクズだと話題になっているんです。

「人権問題というよりも政治問題であり、われわれは常に政治的に中立だ」

つまり、これはノーコメントという意味です。
この発言について、ネットでは「中国というマーケットで活動しているのに、中国の社会に対して無関係を決め込むのはおかしい」という意見が多く聞かれました。
こういった経営者らしいズルい言い回しもまた、ユニクロの社長はクズだと言われる原因の1つとなっています。

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色々なことを積極的に発言してきた柳井正さんでしたが、大きなトラブルになりそうなときは当たり外れのないコメントを出してしまいました。
こういう経営者らしい姿勢もまた、世論の批判を招く原因になっているようです。

以上、ユニクロの社長がクズだと言われる理由を解説しました。

ここまで読んでしまうと、ユニクロに対するイメージが悪いものになってしまったかもしれません。
ですが、ユニクロの服を買うかどうかはあなた次第だと思います。

【これが正論】ユニクロで服を買うかどうかはあなた次第

中国では、たびたび不買運動が起こります。
つまり、嫌いな国や企業の商品は購入しないという考え方ですね。

この不買運動は、個人レベルも起こりやすい心理だといえます。
それこそ、「ユニクロの社長がクズだから、ユニクロで買い物したくない」と思う方がいても、不思議ではないということです。

ただ、ユニクロの服がダメというわけではありません。
ユニクロの服は丈夫ですし、何より安いので人気です。
それは、ユニクロの売上が立証しています。

ですので、もし近くにユニクロやGUの店舗があるにも関わらず、そこで買い物をしないで、わざわざ遠い店の洋服屋で買い物を済ませようとするのは利口とはいえないですね。
もちろん、ユニクロの服がダサいという理由でもないかぎりですが……。

アウトプット編集長アウトプット編集長

「寝巻や下着はユニクロ」という方も多いはず。
コスパで考えれば、ユニクロ以上に役立つ店舗はないと思います。

ですので、ユニクロで買い物する基準は、社長がどうとかではなく、あなたが欲しいものがユニクロにあるかどうかが重要なんです。

まとめ

考え方は人それぞれです。
ただ1つ言えることは、ユニクロはアパレル業界で1位になったという実績があります。
そういう意味では、ユニクロの社長・柳井正さんの経営戦略のすべてが間違いではないといえるかもしれませんね。


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