何気にの意味

「何気にってどういう意味?」
「何気にの使い方が分かる例文を教えて!」

日本語には、色々な意味として使われる言葉があります。
何気にという言葉もそんな日本語の1つです。

本記事では、何気にの意味や使い方を例文も交えて紹介していきます。

何気には若者言葉だと意味が「意外と」「わりと」になる

何気にとは、何気ないという言葉から『ない』を取り、語尾に『に』をつけたことで副詞として使えるようにした言葉です。

何気ないの意味は「さりげなく」「深くは考えずに」となります。
そのため、本来は何気にも同じ意味として使われていました。

ですが、若者言葉として何気にが使われる場合、「さりげなく」という意味で使われることはほとんどありません。
最近では、何気には「意外と」「わりと」という意味で使われることが多くなりました。

理由は諸説あるようですが、どうやら『ない』という否定の言葉が取れたせいで、「何かに気づく」という意味が強まったのではないかと言われています。

以上、若者言葉として使われる何気にの意味について解説しました。

続いては、何気にの使い方が分かる例文をいくつか紹介します。

何気にの使い方を例文で分かりやすく解説

何気にの使い方は、実際に若者言葉で書かれた例文を見たほうが覚えやすいと思います。

ここでは、とくに有名な何気にを使った例文をいくつか紹介しておきますね。

何気に強いですね

「何気に強いですね」という言葉は、思ったよりも強いという意味です。
たとえば、男性と女性が腕相撲をしたときに、女性が予想以上に強かったら「何気に強いですね」と褒め言葉のように使うことができます。

ただし、男性に対して「何気に強いですね」と言ってしまうと、相手によっては侮辱に聞こえてしまうことがあるので注意が必要です。

何気に初めてで不安だな

「何気に初めてで不安だな」とは、今まで見たことはあったけど、実践したことがないときに使う言葉となります。

たとえば、一輪車がいい例ですね。
自転車に乗れる技術があれば、基本的に一輪車も乗ることができます。

しかし、実際に一輪車に乗ったことがない人は結構多いので、「何気に初めてで不安だな」というのも無理はありませんね。

何気に嬉しいプレゼント

何気に嬉しいプレゼントは、定番のプレゼントを指す言葉となります。

もちろん、「そこまで欲しいプレゼントじゃなかったけど、もらえて嬉しかった」と解釈しても間違いではないのですが、そもそも相手が欲しがるようなプレゼントでなければ、嬉しいとは思ってもらえませんよね?

ですので、どちらかといえば、何気に嬉しいプレゼントとは「あっ、こんな気の利いたプレゼントをくれるんだ」と驚いているときに使う言葉となります。

何気に楽しみ

何気に楽しみとは、始めは乗る気ではなかったけど、当日が近づくほどに気分が上がってくる状態を意味する言葉です。

これは、人間が考える生き物だから起こる現象ともいえます。
人間は知らず知らずに脳内で色々なシミュレーションを想像しているため、どんどんワクワク感が増していくんです。

そのため、最初は乗る気ではなかった旅行でも、当日が近づくごとに旅行が何気に楽しみで仕方がない人って結構多いんです。

何気に可愛い

何気に可愛いとは、よくよく見ると愛着がわく存在に対して使う言葉となります。

たとえば、アニメのキャラクターがいい例ですね。
最初はそんなに好きではなかったのに、物語が進んでいくうちにそのキャラクターの言動がいとおしくなり、「何気に可愛い」と思うようになります。

ただし、何気に可愛いという言葉は、人間に対して使うと失礼に聞こえるので言わないほうがいいです。
「意外と可愛いね」と言われて嬉しくなる人間は誰もいません。

まとめ

何気には、俗語というイメージが強い言葉でもあります。
そのため、何気にが嫌いな方も少なからずいるようです。

ですが、何気にという言葉が広まっている以上、多くの人が何気にの言葉に関心を持っていることを意味します。
ならば、正しい意味を理解しておいて損はありません。

ぜひ、何気にという言葉を会話に取り入れてみてはいかがでしょうか。


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