「自費出版ってどれくらいの費用がかかるの?」
「自費出版はどこの出版社に頼めばいいの?」
物書きなら、「自分の本を世に出したい!」という思いが強いはず。
自費出版を利用すれば、その夢を叶えることができます。
最近では、名刺代わりに本を渡すビジネスマンも増えていますね。
本なら、自分や会社のことを相手に知ってもらいやすくなるからです。
では、本を作るときはどこの出版社で自費出版をお願いすればいいのでしょうか?
本記事では、はじめての自費出版で疑問に思いやすい費用の問題や出版するときの注意点をすべて解説していきます。
私自身、自費出版を利用した経験があります。 本記事では、私の体験談をもとに、自費出版の費用の相場やどこの出版社にお願いするべきかを紹介していきますね。
名刺代わりに本を配ったことで名前を覚えてもらいやすくなり、仕事をいただける機会を増やすことができました。
※タイトルを見せてしまうと遠回しに本のセールス記事になってしまうので、本のカバーを外して撮影しております^^
まずは、自費出版とはどういう出版形態なのかを理解しておきましょう。
自費出版について正しい知識を身につけておけば、あとで出版社とトラブルが起こることもなくなります。
自費出版とは?商業出版とは何が違うの?
自費出版とは、書籍を制作するときにかかる経費をすべて著者が自己負担して出版する方法のこと。
一昔前の自費出版だと、印刷会社に自分で原稿を持っていかなければなりませんでした。
ですが、最近では出版社に自費出版を依頼する共同出版が主流になっています。
共同出版なら、書籍を制作する手続きを出版社がすべて担ってくれますので、著者の負担を軽減することができます。
また、 んです。
ですので、自費出版を行いたいときは出版社や出版関連会社に依頼する共同出版を利用したほうがメリットが大きいと覚えておきましょう。
プロの作家であっても、第三者からの助言を受けずに作品を完成させられる方はほとんどいません。 そこで、登場するのがプロの編集者さんです。 ですので、はじめて本を出版する方ならなおのこと、プロの編集者に原稿をチェックしてもらうべきです。
何故なら、1人で書いた作品はどうしても主観が偏りがちになってしまうからです。
彼らが原稿の校正・校閲作業を徹底的に行ってくれるおかげで、作品はより高い完成度に仕上がっていきます。
そうすれば、自費出版したのにほとんど売れないといった最悪の事態を回避することができます。
では、商業出版と自費出版はどう違うのでしょうか?
商業出版とは、出版社が費用を負担して全国流通させる出版方法のこと。
そして、商業出版であっても、その後の本づくりの工程は自費出版と変わりありません。
「商業出版なら全国の本屋さんに並ぶメリットがあるのでは?」と思われがちですが、実は共同出版でも出版社のコネを使って全国の書店に自費出版の本を流通させることができるんです。
そのため、商業出版と自費出版の違いは、誰が本を制作する費用を負担するかということだけなんです。
つまり、
ということです。 全国流通された自費出版の本は、商業出版の本と同じ書店に並べられます。 あなたは、本を購入しようとするときに出版社を確認しますか? ですので、自費出版であっても中身が面白ければ売れるんです。 もし、あなたの手元に自信作があるのなら、ぜひ自費出版の共同出版を利用してたくさんの読者を喜ばせてあげてくださいね。
そのため、出版方法の違いに気づく方はほとんどいません。
本に詳しいあなたでも、きっとしないはずです。
それなら、出版社に興味がないお客さんだったらなおのこと、自費出版かどうかをわざわざ調べる方はいません。
以上、自費出版と商業出版の違いについて解説しました。
続いては、自費出版の費用の目安を紹介します。
自費出版の費用の目安
自費出版を利用したいと考えた場合、いくらぐらいの費用が必要なのでしょうか?
ここで覚えておいてほしいのは、自費出版は出版社によって費用が変動するのではなく、どのオプションをつけたかで費用が変動するということです。
つまり、 ことができます。
自費出版の費用が変動する主なオプションは、以下の表にまとめておきますね。
- 全国流通あり
- 単行本
- ハードカバー
- 画像が多い
- ページ数が多い
こういったオプションを重視して書籍を自費出版すると、費用は100万円~200万円になります。
逆に、全国流通せずに文庫本サイズの書籍で自費出版をお願いすれば、費用は30万円~50万円に抑えることができます。
流通のオプションで費用を比較するだけでも、約100万円も差が出ることが分かっていただけると思います。
自費出版で制作した書籍を全国の書店に流通させるためには、それなりの部数が必要となります。 もし、あなたが名刺代わりに書籍を自分で配ったり、ネットショップで販売したりするのなら、流通を使わずに自費出版を行ったほうが費用を抑えることができます。
そのため、流通ありのオプションは高額になりやすいんです。
もちろん、あなたにとってはじめての書籍になるので、色々とオプションをつけたい気持ちは分かります。
ですが、書籍で大事なのは外見よりも中身です。
そう考えると、自費出版のオプションをむやみに増やすよりも、作品の推敲に時間を費やしたほうが売上につながると覚えておきましょう。
では、自分の好きなように自費出版のオプションが選べる出版社はどこなのでしょうか?
続いては、自費出版でオススメの出版社を紹介します。
自費出版でオススメの出版社3選
それでは、自費出版でオススメの出版社を紹介します。
自費出版の出版社選びでチェックすべきポイントは以下のとおりです。
- 自費出版の費用を抑えるオプションが選べるか?
- 自費出版を依頼する出版社(もしくは出版関連会社)の出版実績は豊富か?
- プロの編集者が原稿の校正・校閲作業を手伝ってくれるか?
以上の3点を踏まえて、オススメの出版社や出版関連会社を紹介していきますね。
自費出版でベストセラーになった作家多数!文芸社
文芸社は、数々の自費出版作品をベストセラーに導いた大手の出版社です。
- リアル鬼ごっこ
- B型自分の説明書
- 余命10年
1度は耳にしたことがあるこれらの作品は、すべて自費出版からベストセラー作品となりました。
ベストセラーのきっかけとなった最大の要因は、文芸社なら大手の書店に書籍を全国流通させることができるからです。
紀伊國屋書店や三省堂書店にあなたの書籍が並ぶことを想像してみてください。
文芸社の全国流通を利用すれば、それが可能なんです。
私が文芸社に見積もりをお願いしたときには、単行本だと170万円、文庫本だと95万円でした。
もちろん、ページ数やカバーの素材によって費用の目安は変わってきますので、詳しい費用が知りたい方は資料請求で確認してみるといいです。
知名度ナンバーワン!幻冬舎ルネッサンス新社
公式サイト・幻冬舎ルネッサンス新社
幻冬舎ルネッサンス新社は、大手出版社の幻冬舎の子会社となります。
そのため、担当してくれる編集者たちは なんです。
作家を目指している方なら、幻冬舎という名前だけで惹かれてしまうかもしれませんね。
ただし、自費出版とはいえ、幻冬舎ブランドとなると費用は高額になります。
私が単行本の見積もりをお願いしたときは、なんと300万円の費用が必要だと言われてしまいました^^;
- 自費出版の費用の相場より高くても幻冬舎ブランドで出版したい
- 自分の作品に絶対の自信がある
こういった気持ちがある方は、幻冬舎ルネッサンス新社で自費出版を検討してみるといいでしょう。
2作目を出版したいときにオススメ!お手軽出版ドットコム
公式サイト・お手軽出版ドットコム
お手軽出版ドットコムは、『自費出版』とグーグル検索で探すとトップページに表示される出版関連会社です。
おそらく、あなたも1度は覗いたことがあるサイトだと思います。
お手軽出版ドットコムの最大の魅力は、書籍の部数が多くても価格が安いことですね。
240ページの書籍で1000部ほど制作しても117万円という格安さです。
もし、あなたが2作目を自費出版したいと考えているときは、お手軽出版ドットコムを利用してみるといいです。
お手軽出版ドットコムには編集者に相談しながら校正・校閲作業してもらうというサービスはありませんので、本づくりに慣れてきた方向けの自費出版となります。(あるのは、文章を代わりに書いてもらう有料の執筆代行サービスのみ)
以上、自費出版のオススメの出版社を解説しました。
最後に、自費出版として売り出した作品から多くの印税を受け取る方法を紹介しておきますね。
自費出版でも売上を伸ばして印税をたくさん受け取る方法
さて、あなたは自費出版を出版社に依頼したら、それで終わりにしようと思っていませんか?
現在はインターネットが普及しているため、あなたの営業次第では自費出版で制作した本の売上を爆発的に伸ばすこともできるんです。
印税率をあげることはなかなか難しいですが、売上部数を増やすことでたくさんの印税をもらうことは難しくありません。
なので、これから教える売上の伸ばし方を覚えておいて損はしないはずです。
自費出版で制作した書籍の売上を伸ばしたいのなら、以下のことを行ってください。
- 友人・知人・職場の関係者などに書籍を配る
- 公共の施設や学校などに書籍を寄贈する
- ブログやSNSで書籍の情報を発信し続ける
- 近くの本屋に書籍を置いてもらえないか尋ねる
書籍は名前を覚えてもらえないかぎり、第三者から購入してもらえません。
ですので、たくさんの人にあなたの本を知ってもらう機会を作る必要があります。
友人・知人・職場の関係者に本を配るだけで、かなりの宣伝効果が得られます。
ときには、公共の施設や学校に書籍を置いてもらうといいでしょう。
最近では、ブログやSNSで書籍の情報を発信するという方法もあります。
もっとも宣伝効果があるのはツイッターですね。
ツイッターは拡散効果がきわめて高いので、たくさんのフォロワーを得ることができれば、全国の読者にあなたの本を紹介することができます。
最近はやる方が少なくなりましたが、やはり本屋さんを訪れて営業するのが効果的です。 私自身、地元の書店を回っていたら「へえ、この町にも作家さんがいるんだ!いいよ、置いてあげる!」と快く引き受けてくれる店長さんが多かったです。
とくに、あなたの地元の本屋さんなら置いてもらえる可能性が高まります。
結果として、そういった書店の売上から5万円ほどの印税を受け取ることができました^^
まとめ
「書いた作品を誰かに読んでもらいたい」
作者なら、そういう気持ちになるのは当然のことです。
自費出版を利用すれば、あなたの作品を形にすることができます。
せっかく書いた原稿をパソコンのデータとして残すだけで終わらせず、ぜひ本として世に出してみてください。
きっと、あなたの紡いだ作品を手に取ってくれた読者に知識・喜び・感動を与えることができると思います。
あなたの本を手に取れる日を、私も楽しみにしております。
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