「平和の正しい意味って何?」
「平和の定義を知りたい!」
日本は戦争放棄した国ですので、近頃は戦争に怯えることなく生活することができています。
そのため、世界からは平和ボケした国というイメージを持たれているようです。
ですが、そんな日本だからこそ、どこの国よりも平和の意味や平和の定義に詳しいのではないでしょうか?
本記事では、平和の意味や定義について掘り下げていきたいと思います。
日本でも戦争を知らない子供たちが増えてきましたね。
そうだね。 そんな日本人だからこそ、平和の意味や定義を真剣に考えることができるんだ。
でも、戦争がいかに愚かな行為だったかは、今でも色々な場所で語り継がれている。
平和の意味を日本人の視点で考える
では、平和の意味とは何でしょうか?
一般的な平和の意味を知る方法は3つあります。
- 辞典に書かれた平和の意味
- 国連が発表している平和の意味
- 宗教で説かれている平和の意味
多くの人は、辞典に書かれた情報で平和の意味を理解しているはず。
辞典には、平和とは戦いや争いがない状態と書かれています。
なるほど、つまりは平和の対義語である戦争のような行為が行われない状態が平和だと言っているわけですね。
この辞典のような平和の意味を支持しているのが、国連が発表している情報となります。
国連は、平和の意味についてこのように解説しています。
「国際連合の主要な目的の一つは、国際の平和と安全を維持することである」
現在、世界には196ヵ国の国があり、このうち国際連合に加盟しているのは193ヵ国です。
つまり、ほとんどの国が国際連合に加盟しているので、国際の平和と安全とは世界平和と安全を意味した言葉となります。
ただし、そんな国連の活動を否定した考え方があります。
それは宗教で説かれている情報です。
宗教の中には、「国連ができたあとも戦争がたびたび起こっている」と国連の活動を批判している宗派があり、国連のやり方では平和は実現しないと言っています。
では、真の平和とはどうすれば実現できるのかというと、神を信じたものだけが楽園(真の平和)にいけると説いています。
なるほど、実に宗教らしい考え方ですよね。
ですが、無信教の方からすれば、神の存在は信じていないため、その方法では平和の意味を理解することは不可能となります。
さて、ここまでの話をまとめると、どの平和の意味も100%の解答にはなっていないことが分かります。
辞典で紹介している平和の意味
戦いや争いのない状態
矛盾点
戦争がなければ本当に平和?
戦争は起こってないけど、コロナウイルスによってパンデミックになったときは平和といえる?
国連で紹介している平和の意味
国際の平和と安全=世界平和と安全
矛盾点
では、国際に所属していない国の平和と安全は無視してもいいの?
国連に入れない動物の生命はどうなるの?
宗教で紹介している平和の意味
真の平和は神を信じたものの前に現れる
矛盾点
平和は一握りの人間にしか与えられない権利なの?
自分たちの宗派と違った他の文化を否定することもまた、争いを生む行為ではないの?
これらの矛盾点から考えると、やはり平和とは地球に住むすべての生命の権利や生活が守られるものではないでしょうか?
もちろん、人間であれ、動物であれ、お腹を満たすために他の命を奪う必要があります。
そう考えると、戦いや争いをゼロにすることは不可能なのかもしれません。
ですが、無益な戦いや争いをやめることならできるはずです。
「相手の土地が羨ましいから奪う」とか「お金になるから争う」といった欲深な考えを改めることこそ、平和の第一歩となります。
以上の話を踏まえると、無益な戦いや争いないおかげですべての生命の権利や生活が守れることが平和の意味だといえるでしょう。
以上、平和の意味について解説しました。
続いては、平和の定義について考えていきたいと思います。
平和の定義を世界規模で考える
では、平和の定義とは何なのでしょうか?
これに関しては、日本だけではなく、世界規模で考えなければ見えてこない問題だと思います。
何故なら、その人が住んでいる環境によって平和の定義が異なってくるからです。
たとえば、部族間の紛争ばかりが続く地域に住む人々からすれば、平和の定義は間違いなく戦争がない世界だと思います。
ですが、日本のような戦争放棄した国に住んでいると、必ずしも戦争がない世界になれば平和になるとは思えなくなります。
何故なら、戦争がないのに自分が不幸だと思っている日本人はたくさんいるからです。
- 学校で起こるいじめ問題
- 学歴や収入による格差社会
- 先行きが見えないパンデミック
これらの不安が消えないかぎり、誰しも平和とは思えないわけですね。
つまり、平和の妨げとなるものは戦争のような物理的な争いだけではなく、日常を脅かすあらゆる問題も含まれることになります。
では、これらをまとめて改善する方法はあるのでしょうか?
ここで、平和の具体例として参考になる国を紹介したいと思います。
それは、4年連続で幸福な国に選ばれたフィンランドです。(2018~2021)
フィンランドの幸福度が高い理由はいくつかあります。
- 国内総生産(GDP)が高い
- 社会的支援が手厚い
- 国家への信頼度が高い
- 人生を自由に選べる
- 他者への理解力
日本と比べたら、決定的に違うところがあるのが分かりますか?
それは、国家への信頼度が高いことです。
フィンランドはGDPが高いため、他国と比べても裕福な財源があります。
そのため、 んですね。
社会的支援や福利厚生が充実しているため、必然的に国民は国家を信頼するようになります。
だからこそ、心の余裕がある国民は人生を自由に選ぶことができますし、他者への理解も示すことができるんです。
このフィンランドのやり方こそ、平和の定義そのものだとは思いませんか?
平和の定義とは、誰もが明るい未来を想像できる世界です。
そのためには、人々が満足できる社会を作り出すことが重要となります。
金銭的な問題、健康的な問題が少しでも改善される社会なら、誰もが心に余裕をもって生活することができます。
そうした穏やかな心が持てるようになれば、人間は無駄な争いを起こそうとする気もなくなるんです。
以上、平和の定義について解説しました。
最後に、今からでもできる平和の一歩を紹介します。
今からでもできる平和の一歩
平和の意味や平和の定義について理解を深めたところで、あなたが今からでもできる平和について考えてみませんか?
世界では、国が貧しいせいで、日本には考えられないような生活を強いられている子供たちがいます。
たとえば、生活費を稼ぐために、学校にもいかずに1日中仕事をしているんです。
ですが、そこまで働いても1食分の食費にしかならないこともしばしば……。
こういった恵まれない子供たちを救う方法は色々とあるのですが、実は日本人なら物価の差のおかげで救いやすい立場にいます。
たとえば、わずか1日150円でも現地の子供たちの生活を守ることができてしまうんです。
150円なら、1本のジュースを我慢するだけの金額ですので、日本人なら誰でも募金できる金額だと思います。
もし、子供の未来を守るボランティア活動に興味がある方は1人の子どもとつながる支援プログラム をチェックしてみてください。
一般的なボランティア活動だとお金を払うだけで終わってしまうため、自分の募金がどのように使われているのかが分からないところが多いです。
ですが、チャイルド・スポンサーシップ の支援プログラムなら、支援している子供の写真や感謝の手紙を受け取ることができます。
現地の子供の成長を確認できるため、他のボランティア活動よりも自分の使命感を感じやすいんです。
ぜひ、ボランティア活動を通して世界平和について考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
もちろん、平和についてあなたなりの解釈もあるはずです。
ぜひ、家族や友人と平和とは何かを話し合ってみてはいかがでしょうか。
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