三菱重工がやばい理由

「三菱重工が潰れる可能性ってあるの?」
「三菱重工がやばいと言われる理由を教えて!」

三菱重工は、三菱グループの中でも売上が高い事業を行っています。
そのため、昭和の頃は「三菱重工に就職できれば将来は安泰」と言われてきました。

ところが、最近では「三菱重工が潰れるのでは?」と噂されてしまう状況になっています。
どうして三菱重工はやばいと言われているのか、その理由を紹介します。

編集者・綾瀬編集者・綾瀬

三菱重工は日本のインフラ事業を任されている会社ですよね?
そんな会社が簡単に潰れるでしょうか?

アウトプット編集長アウトプット編集長

いいところに気がついたね。
ただ、三菱重工が一昔前よりもやばい状況に立たされているのは事実だから、その原因となった理由をいくつか紹介しておくね。

三菱重工はやばい?潰れると噂される理由3選

三菱重工がやばいと噂される理由は以下のとおりです。

三菱重工がやばいと噂される理由
  • コロナウイルスによる民間航空機ビジネス事業の低迷
  • 新事業に伴う中途雇用&大量リストラ
  • 昔よりも人材確保が容易ではなくなっている

確かに、これらの情報だけを見せられると、三菱重工が潰れることを想像してしまう人がいても不思議ではないかもしれませんね。

それでは、三菱重工がやばい理由をより詳しく紹介していきますね。

コロナウイルスによる民間航空機ビジネス事業の低迷

三菱重工がやばいと言われるようになった事の発端は、コロナウイルスによる世界的なパンデミックが原因となります。

もしかすると、「三菱重工はインフラ事業がメインだから、パンデミックが起こってもあんまり影響はないんじゃない?」と思ってしまう方がいるかもしれませんね。
ですが、三菱重工の稼ぎ頭は他にもあるんです。
それが民間航空機ビジネスの事業となります。
つまり、パンデミックのせいで旅行する人が少なくなったため、民間航空機ビジネスに予算を費やしていたのが無駄となってしまったのです。

事実、三菱重工の21年3月期連結業績予想では、航空・防衛・宇宙部門が950億円の赤字だと報告され、話題となってしまいました。
この数字をみた人たちが「三菱重工が950億円の赤字を出したのやばすぎる!もしかして潰れるんじゃない?」と噂したというわけなんです。

新事業に伴う中途雇用&大量リストラ

民間航空機ビジネスという稼ぎ頭を失った三菱重工は、新たにカーボンニュートラルの事業に着手しました。
つまり、二酸化炭素を出さないクリーンな製品を販売するわけですね。

ただ、新事業を始める場合、その技術に詳しい人材を確保する必要があります。
それと同時に、売上が落ち込んだ部門の人材をリストラしなければなりません。
大企業である三菱重工では、このリストラの数がとんでもない規模となるため、「三菱重工の対応がやばい!」と言われているわけなんです。

アウトプット編集長アウトプット編集長

三菱重工では、民間航空機部門の人員を22年度に20年度比半減、火力部門の人員を24年度に同じく2割ほど減らす方針だと説明しています。
中小企業なら数十人で済む話なのかもしれませんが、三菱重工ではゼロの数が違うため、「そんなに辞めさせたら、会社の信用を失って潰れるのでは?」と心配されてしまうんです。

昔よりも人材確保が容易ではなくなっている

確かに、一昔前の三菱重工は憧れの企業でした。
そのため、多くの学生たちがこぞって三菱重工の面接を受けていたものです。

ですが、現在の三菱重工にかつてのような憧れを抱く若者は少なくなりました。
もちろん、これは三菱重工の問題というよりも、世の中にたくさんの業種が溢れていることが最大の要因だといえますね。
1人やグループでモノづくりを行うだけでも生計を立てることができる昨今ですので、大手の三菱重工であっても優秀な人材を確保することが難しくなっているんです。

アウトプット編集長アウトプット編集長

もちろん、大規模なモノづくりをやりたいという夢がある人は、三菱重工のような企業で働かないといけません。
ですが、最近は小さなモノづくりに情熱を注ぐ人が多くなっている背景もあるため、三菱重工でも若者離れが深刻化することは遠い未来の話ではないんです。

以上、三菱重工がやばいと言われる理由を解説しました。

ただし、いくら三菱重工がやばいように見えても、実際に三菱重工が潰れることはないと思います。
その理由はたった1つです。

【これが事実】現在の三菱重工がやばいように見えても潰れることは絶対にないたった1つの理由

ニュースを見ていれば、今後も三菱重工の経営がやばいように見える情報がいくつも流れてくることでしょう。
そうした情報だけを見ていたら、「三菱重工の今後はどうなるんだろうか?」と心配になる方も多いはず。

ですが、かりに三菱重工がカーボンニュートラルの事業に失敗したとしても、三菱重工が潰れることは絶対にありません。
何故なら、三菱重工は三菱グループという巨大な組織がバッグについているからです。
三菱グループが1年間で稼ぐ金額は約70億円とも言われています。

つまり、三菱グループの力を借りれば、かりに三菱重工が1兆円の赤字を出したとしても、どうとでもなるというわけなんです。
そもそも、三菱重工だけの売上でも年間4兆円ぐらいになりますので、航空・防衛・宇宙部門が出した950億円の赤字ぐらいで潰れることはありません。

『三菱重工、10兆円の損失』ぐらいの失敗でもしないかぎり、三菱重工は今後も世界をリードする企業として活躍し続けるでしょう。

まとめ

三菱重工は幾度となくやばい状況だと報じられてきましたが、実際に潰れたことはありません。
ですので、もし三菱重工に就職する予定がある人は、『安心して就職できる会社』という認識で問題ないと思います。


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