苦言呵責の意味

「苦言呵責ってどういう意味?」
「苦言呵責の使い方を教えて!」

辞典でもあまり見かけない苦言呵責という言葉。
本記事では、苦言呵責とはどういう意味なのかを分かりやすく解説していきます。

苦言呵責の意味は駆遣呵責と同じ

苦言呵責とは、駆遣呵責(くけんかしゃく)と同じ意味になります。

駆遣呵責は真如苑の教えの1つで、経親(指導者)が下の者の迷いを正すために、厳しく叱責することです。

「それなら、呵責じゃなくて叱責のほうが正しいんじゃない?」と思った方もいるはず。
確かに、呵責と叱責では意味が異なってきますね。

呵責と叱責の違い
  • 呵責は自分を責めるときに使う言葉
  • 叱責は相手を責めるときに使う言葉

つまり、駆遣呵責は責める側の心理ではなく、責められた側の心境を表現した言葉となります。

その意味を分かりやすく表現すると、苦言呵責という当て字がピッタリだったというわけです。
だからこそ、苦言呵責の意味は「自分のために厳しく指導していただき、ありがとうございました」という解釈で使われています。

以上、苦言呵責の意味を解説しました。

続いては、苦言呵責の使い方を例文も交えて紹介します。

苦言呵責の使い方を例文も交えて分かりやすく解説

苦言呵責は意味が間違えられやすい言葉です。
ぜひ、苦言呵責の例文をチェックし、正しい使い方を学んでおきましょう。


例文1

お師匠様からの苦言呵責のおかげで、ようやく迷いがなくなった。

苦言呵責は、立場が上の者が下の者を指導するときに使う言葉です。
例文の場合、弟子は相談事を師匠に解決してもらったことになります。


例文2

この歳になっても苦言呵責をいただけるとはありがたい。

いくつになっても人間は学ぶことがあります。
この例文に登場する人物は、相手に叱責されても学ぶチャンスをもらったことに感謝しているんですね。

まとめ

他人から怒られると、ついついムッとしてしまいますよね。
ですが、そのおかげであなたは気づかなかった間違いを知ることができたわけです。

そういった学びの場を与えてくれた相手に感謝することこそ、苦言呵責の教えに通じるのかもしれませんね。


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