仕事がキャパオーバーぎみの女性

「キャパオーバーは自分に責任があるの?」
「キャパシティオーバー症候群ってどんな病気?」

与えられた仕事がこなせず、つらい思いをしていませんか?
もしかすると、あなたもキャパシティオーバー症候群かもしれません。

キャパオーバーしたときに発症しやすいキャパシティオーバー症候群について紹介します。

編集者・綾瀬編集者・綾瀬

右も左も分からない新卒のときほど、仕事でいっぱいいっぱいになるから泣きそうになりますよね。

アウトプット編集長アウトプット編集長

それもキャパシティオーバー症候群の一種だよ。
病気じゃないと思っている人でも、まずはチェックしてほしい。

キャパシティオーバー症候群とはどんな病気?どんな症状が出るの?

キャパシティオーバー症候群を説明するためには、まずはキャパオーバーについて理解を深めておく必要があります。

キャパオーバーとは、自分の能力で処理できる容量を超えてしまった状態のこと。

とくに、キャパオーバーは与えられた仕事がこなせなかったときに起こりやすいです。
たとえば、仕事量が多すぎたり、仕事の内容が自分の能力に合っていなかったりした場合に、あなたはキャパオーバーとなってしまいます。

もちろん、仕事が終わらなくてもそのまま帰宅できるのなら、キャパオーバーが起こったところで何の問題もありません。

ですが、社会人である以上、与えられた仕事ができないと上司や取引先の相手に怒られてしまいますよね。
そのため、キャパオーバーの状態であっても、仕事を続けなければならないことが多いんです。
その結果、多くの人はキャパシティオーバー症候群と言われるような症状に苦しむようになります。

つまり、キャパシティオーバー症候群とは、キャパオーバーによって過度のストレスを感じたせいで、何らかの症状が身体や精神に現れてしまう心の病気のことなんです。

キャパシティオーバー症候群では、以下のような症状が起こりやすいですね。

キャパシティオーバー症候群の一般的な症状
  • 頭が真っ白になり、何も考えられなくなる
  • イライラしてしまい、暴力的な言動になる
  • 動悸が激しくなり、胸が苦しくなる
  • めまい、吐き気が起こり始める
  • 悲しくもないのに涙が出てくる

キャパシティオーバー症候群は人によって症状が異なりますので、ここに書かれていない症状が出ることもありますし、複数の症状が同時に発症してしまうこともあるため、なかなか症状を特定するのが難しい心の病気なんです。

アウトプット編集長アウトプット編集長

キャパオーバーは甘えという人もいますが、実は適応障害という病気のせいで、うまく仕事がこなせなくなっている方もいるんです。

適応障害とは、他の人なら問題ない作業にストレスを感じたり、過剰な不安に襲われたりする心の病気のこと。
ですので、たとえキャパオーバーを起こしてしまっても恥ではありません。

あなたが適応障害かどうか知りたいときは、もよりの精神科医で診断してもらうといいでしょう。

以上、キャパシティオーバー症候群とはどんな病気なのかを解説しました。

では、キャパシティオーバー症候群はどうすれば治すことができるのでしょうか?
それは、原因となっているキャパオーバーを乗り越えるのが1番手っ取り早い治し方となります。

続いては、仕事のキャパオーバーを乗り越える方法を紹介します。

仕事のキャパオーバーを乗り越える方法

「キャパシティオーバー症候群が治らなかったどうしよう……」と過度に心配する必要はありません。
何故なら、キャパシティオーバー症候群は治せない病気ではないからです。

キャパシティオーバー症候群の原因となっているキャパオーバーを乗り越えることができれば、今の症状は自然と治まるようになります。

ただし、あなたがキャパオーバーしている原因によって対策が異なりますので、まずはあなたがどういう理由でキャパオーバーしているのかを特定していきましょう。

仕事でキャパオーバーする原因は、主に3つあります。

仕事でキャパオーバーする主な原因
  • 仕事をこなす実力がない
  • 1人でこなせる作業量ではない
  • 適応障害が原因でうまく仕事がこなせない

どういうことなのか、それぞれの原因と解決策を紹介していきます。

実力不足が原因ならキャパシティを広げる

キャパオーバーする原因として1番最初に疑うべきなのは、実力不足によるキャパオーバーです。
一般的に、キャパシティが狭いと言われる状態ですね。

仕事の実力不足は、はじめて会社で仕事を任された新卒の方によくみられます。
つまり、今の仕事をどうやってこなせばいいのか、もっと効率よく仕事をこなす方法はなんなのかが分からないわけですね。
その状態で仕事を続けていると、キャパオーバーによる思考停止が起こったり、涙が出てきたりするんです。

キャパオーバーの原因が実力不足の場合は、仕事を続けることで自然とキャパシティを広げることができます。
何故なら、何度も仕事に挑戦していくうちに、その仕事の作業に慣れてくるからです。

アウトプット編集長アウトプット編集長

会社は、いきなり新入社員に大きな仕事を任せることはありません。
はじめは、失敗しても損失が少ないような仕事を任せるはずです。

つまり、会社側も最初の数ヵ月はキャパシティを広げてもらう期間だと思っているんです。
ですので、あなたも過度に怖がらず、まずは与えられた仕事を一生懸命頑張ってみましょう。

もし、あなたがすぐに即戦力にならなければならないと思っているときは、仕事の効率性をあげる基本的なノウハウを勉強しておくといいです。
ここでは、仕事の効率性が学べる2冊の本を紹介しておきますので、興味があったら読んでみてください。

仕事ができる人の最高の時間術


仕事ができる人の最高の時間術

仕事ができる人の最高の時間術は、時間をいかに効率よく使えばいいのかを分かりやすく紹介している良書です。
プライベートにも応用できる考え方ですので、時間のキャパが足りない人ほどオススメの一冊。

アマゾンで詳細をみる
楽天市場で詳細をみる

Googleで学んだ 超速 パソコン仕事術 誰でもすぐに使える業務効率化のテクニック81


Googleで学んだ 超速 パソコン仕事術 誰でもすぐに使える業務効率化のテクニック81

Googleで学んだ 超速 パソコン仕事術 誰でもすぐに使える業務効率化のテクニック81は、あの世界企業でも実践している業務効率化が紹介された一冊。
パソコンの作業が苦手という方は、ぜひ手に取っておきたい書籍です。

アマゾンで詳細をみる
楽天市場で詳細をみる

以上、キャパオーバーの原因が実力不足だった場合の解決方法を紹介しました。

ただし、仕事ができるのにキャパオーバーになってしまうケースもあります。
続いては、仕事量が1人分のキャパシティを超えている問題について紹介します。

どう考えても1人のキャパシティを超える仕事量だったら他人に仕事を任せる

仕事の実力があがってきたのに、キャパオーバーを引き起こしてしまうことがあります。
その原因は、1人のキャパシティを超える仕事量を担当しているせいです。

1人でこなせる仕事量をオーバーしている理由は2つ考えられます。

1人でこなせる仕事量をオーバーしている理由
  • 性格上、1人で仕事をやろうとしてしまう
  • 人手不足が原因で仕事量が増えてしまう

人に頼れない性格、もしくは完璧主義の方は、すべての業務を1人でやろうとしがち。
個人経営ならそれでもいいのですが、会社の場合は仕事が終わらないと会社の不利益になってしまいます。

ですので、仕事量が多いときは他人に頼ることも覚えなければなりません。

もちろん、職場の人材不足が原因で他人に頼れない方もいますよね。
ですのが、この場合も「人材不足だから仕方がない」と諦めるのではなく、しっかりと上司に報告しなければなりません。

仕事が終わらない状態が続ければ、会社に何らかの不利益が生じるのは目に見えていますし、何よりあなたのキャパシティオーバー症候群が治ることがないからです。

以上、1人のキャパシティを超える仕事量が原因でキャパオーバーしているときの解決法でした。

続いては、適応障害が原因によってキャパオーバーを引き起こしている場合の対処法を紹介します。

適応障害が原因なら自分のキャパシティに合った環境調整を行う

適応障害は心の病気であり、適応障害で引き起こされるキャパオーバーは医師も認めている症状となります。

ですので、もし今の業務が合わないときは、無理にキャパオーバーを乗り越えようとするのではなく、自分のキャパシティに合った環境調整を行わなければなりません。

つまり、上司に相談して違う部署に変えてもらうことで、適応障害によって引き起こされるキャパシティオーバー症候群を治すことができます。

ただし、適応障害の病状に理解を示してくれない職場も多いです。
その場合は、職場を離れることも検討したほうがいいと思います。

自分に合わない職場で頑張ったところで、何も報われません。
その理由については、以下の記事でも紹介していますので、興味がある方は読んでみてください。

アウトプット編集長アウトプット編集長

人手不足でも同じことが言えます。
人手不足を会社に報告しても、「今の人員で頑張るしかない」としか言わない会社で働き続けたら、キャパシティオーバー症候群は悪化するばかりです。

もし、あなたが体力や心の限界を感じたときは、職場を離れることを真剣に考えたほうがいいでしょう。

まとめ

キャパシティオーバー症候群は、キャパオーバーを乗り越えないかぎり症状が治まることはありません。

まずは仕事の効率化に力を入れてみてください。
大抵は仕事ができるようになることでキャパオーバーを乗り越えることができます。

しかし、仕事ができるようになっても会社の都合でキャパオーバーが続いてしまうときは、自分に合った職場を探してみるのも手だと思います。


読まれている記事