「融通無碍に生きるメリットが知りたい!」
「そもそも、融通無碍ってどういう意味?」
日本国内で生活していれば、食べるものや住む場所に困ることはほとんどありません。
貧しい国から見れば、日本は恵まれた国だと思われることでしょう。
ですが、どんな環境に住んでいる人であっても、生きる意味について考えることがあります。
それは日本人も例外ではありませんよね。
「今のままでいいのだろうか?」
「もっと自由な生き方もあるんじゃないだろうか?」
生活している中で、そんなことを思ってしまう場面も多いはずです。
本記事では、人生の考え方として融通無碍に生きる意味やメリットについて紹介していきます。
融通無碍って、仏教の言葉ですよね?
融通無碍は、華厳宗の経典で出てくる教えが由来だと言われている。
融通無碍の基本的な意味についても分かりやすく紹介していくね。
融通無碍に生きる意味やメリット
融通無碍に生きるメリットを紹介する前に、まずは融通無碍の意味について簡単に触れておきますね。
融通無碍とは、すべての言動を妨げるものがないため、思いのままに行動したり、考えたりできる状態のことです。
つまり、融通無碍に生きるとは、自分の思い通りに生きていくという意味になります。
さて、この説明をしてしまうと、「融通無碍に生きるって最高じゃん!わざわざメリットなんて説明しなくても意味は通じるよ!」と言われてしまいそうですね^^
ですが、1つだけ覚えておいてほしいことがあります。
それは、融通無碍に生きるということは、自分の言動に責任を持つことも意味するんです。
これは当然といえば、当然ですよね。
自分で考えて行動するわけですので、その行動の責任は自分で取らなければなりません。
たとえば、SNSで自分の好きなように発言したことで、自分のアカウントが炎上してしまうことってありますよね。
この責任は他の誰でもなく、自分の責任となります。
ですので、何でもかんでも融通無碍に振るまえばいいというわけではないんです。
このことからも分かるように、実は現代で融通無碍な性格を貫きとおすのはなかなか難しいといえます。
現代で融通無碍な性格を貫きとおす難しさと適切な解決法
社会とは、人とのつながりで成り立っています。
そのおかげで、人は助け合って生きることができるわけですが、それは同時に融通無碍に生きることを難しくしているといえますね。
融通無碍な性格を貫きとおす難しさは、職場の人間関係を想像してもらえば分かると思います。
たとえば、上司が明らかに間違った発言をしていたとしても、ほとんどの人は「ええ、まあ……そういう考え方が無難ですよね」と思ってもいないことを言ってしまうはずです。
このことからも分かるように、他人と友好的な関係を目指すために人は優しい嘘をつきます。
そのほうが争いに発展しませんし、何より周りの人に迷惑がかかることもないからです。
多くの人は、融通無碍な性格とは正反対の言動を子供の頃から学んできました。
そのため、大人になっても本音と建前を使い分けて生きることが当たり前となっています。
その結果、人間関係のストレスで身体を壊してしまう方が日本ではたくさんいるんです。
本当の意味で、融通無碍な性格で生きることの大切はここにあります。
偽りの自分を演じ続けると、やっぱり疲れてしまいますよね。
そういう方にこそ、融通無碍に生きることの意味を真剣に考えてほしいんです。
もちろん、一から十まで融通無碍な性格を貫きとおすことは、なかなか現実的ではないかもしれません。
ですが、プライベートからでも少しずつ本音で人と話す生き方に変えていくことはできるはずです。
むしろ、本音で話しているあなたを拒絶するような相手が近くにいるのなら、今のうちに別れてしまったほうがあなたのためだと思います。
あなたの人生はあなたのものです。
ぜひ、あなたが納得する生き方を考えてみてください。
もし、自由な生き方のヒントになるような考え方が知りたいと思ったら、これから紹介する作品をチェックしてみるといいでしょう。
融通無碍に生きるヒントになる作品6選
自由についての悩みは、たくさんの人が考え続けているテーマでもあります。
そのため、自由について考察された作品を発表している方も数多くいるんです。
ここでは、融通無碍に生きるヒントになりそうな書籍や映画をいくつか紹介しておきますね。
【書籍】自由をつくる 自在に生きる
自由をつくる 自在に生きるは、自由について1から考え直せる良書。
自由の意味について考察したい方にオススメの一冊。
【書籍】あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。
あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいであるは、他人に支配されることなく自由に生きる技術が学べる書籍。
自分と他人の価値観の違いで不自由になっている方ほど読むべき一冊です。
【書籍】手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法
手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法は、有名なミニマリストの方が手がけた書籍です。
モノのみならず、不要な人間関係も捨てることで自分の人生が取り戻せるということが紹介されています。
【映画】イントゥ・ザ・ワイルド
イントゥ・ザ・ワイルドは、実話をもとにした名作映画です。
主人公はハーバードのロースクールへの進学が決まっていたのに、すべてを投げ捨ててアラスカに向かって旅をはじめます。
主人公の自由に対する考え方は、融通無碍に生きるうえでとても参考になると思います。
【映画】モーターサイクル・ダイアリーズ
モーターサイクル・ダイアリーズは、2人の男性がバイクで自然豊かな南米を横断する青春映画。
出会いや別れ、葛藤などが描かれており、見ればみるほど人生は謳歌するものだと思えてくる作品です。
【映画】ダージリン急行
ダージリン急行は、疎遠だった三兄弟がインドの長距離列車の中で家族の絆を取り戻すファミリー映画です。
自分にとって本当に大切なものとは何かを考えさせられる作品。
まとめ
融通無碍に生きることは、理想論なのかもしれません。
ですが、理想を考えなくなってしまった人生なんてつまらないと思います。
ぜひ、勇気をもって融通無碍に生きる道を歩んでみてはいかがでしょうか。
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