「深呼吸のやりすぎは逆効果って本当？」
「深呼吸をやりすぎると体にどんな悪影響があるのか教えて！」
深呼吸は、医師も推奨しているぐらい健康効果が期待できる呼吸法です。
ところが、医学の進歩により、深呼吸のやりすぎは逆効果になる可能性があると判明してしまったのです。
本記事では、深呼吸のやりすぎは逆効果になる理由を紹介します。
編集者・綾瀬 深呼吸って、緊張しているときに勧められる呼吸法ですよね。
その深呼吸をやりすぎると逆効果になるって本当なんですか？
アウトプット編集長 もちろん、1日数回程度の深呼吸なら何も問題はないよ。
だけど、数十回以上も深呼吸をしてしまうと、身体に悪い可能性があるんだ。
【まずはおさらい】深呼吸をするとどんな健康効果が得られるの？
深呼吸のやりすぎは逆効果という話をする前に、まずは深呼吸の健康効果をおさらいしておきましょう。
人間は呼吸をすることで、生きるために必要な酸素を体内に取り入れています。
ですが、意識しないで行っている普段の呼吸法だと呼吸が浅いため、人間が身体をリフレッシュさせるために必要な酸素量を取り込めていないんです。
そこでオススメされる呼吸法こそ、深呼吸なんですよね。
深く息を吸って吐くことで、人間の身体を回復させる十分な酸素を身体に取り入れることができるんです。
これが深呼吸の基本的な健康効果であり、医師も推奨している呼吸法となります。
アウトプット編集長 深呼吸の効果を難しい専門用語で説明すると、自律神経機能や腹式呼吸といった言葉を使う必要があります。
ただ、そんな言葉で説明されても困りますよね。
ですので、鼻から吸って鼻から吐く深呼吸を1日2回ぐらいすると、人間は体調を整えることができると覚えておけば問題ありません。
以上、深呼吸の効果について解説しました。
では、どうして深呼吸のやりすぎは逆効果になるのでしょうか？
深呼吸のやりすぎは逆効果になる3つの理由
身体にいいはずの深呼吸をやりすぎると逆効果になってしまう理由は以下のとおりです。
- 疲労を感じてしまうため
- 人間の血液は中性でできているため（酸素を吸いすぎると偏る）
- 眠くなってしまうため【これが深呼吸の正しい効果です】
どういうことなのか、それぞれの効果について詳しく紹介していきますね。
疲労を感じてしまうため
まず、深呼吸のやりすぎは疲労の原因となりますので、健康を目的としてやっているのなら逆効果といえるかもしれませんね。
どうして深呼吸をやりすぎると疲れてしまうのかというと、深呼吸は普段の生活では絶対に動かさない体の部位を激しく動かすからです。
実際に深呼吸してみると分かりますが、息を吸うとお腹が膨らみ、息を吐くとお腹がへこみますよね。
お腹がこういった動きをするときは、呼吸をする動作だけです。
普段の呼吸の場合は浅く息を吸っていますので、お腹にそれほど負荷はかかりません。
ですが、深呼吸のような大きな動作を繰り返し行ってしまうと、お腹まわりを過剰に動かしてしまうため、疲労を感じてしまうんです。
アウトプット編集長 深呼吸のやりすぎで体が疲労するだけなら何も問題はないのですが、一説によると心臓あたりの骨や筋肉に負荷がかかってしまう可能性もあるようです。
ですので、深呼吸のやりすぎは逆効果だといえるんです。
人間の血液は中性でできているため（酸素を吸いすぎると偏る）
人間は酸素がなければ生きていけません。
そのため、多くの人は「酸素をたくさん吸っても害はない」と思い込んでいるはずです。
ですが、人間の血液は中性でできているんです。
つまり、酸素を取り込みすぎるとアルカリ性に傾いてしまいます。
すると、頭痛・めまい・手足のしびれを感じるようになってしまうため、深呼吸のやりすぎは身体に悪影響が出るといえるんです。
アウトプット編集長 不安やストレスで過呼吸になる人っていますよね。
過呼吸の原因は、必要以上に空気を吸い込んで酸素を取り込みすぎたせいなんです。
ですので、深呼吸のやりすぎは十分注意しなければなりません。
【これが深呼吸の効果です】眠くなってしまうため
逆効果と聞くと、『体にいいはずの効果が、実は悪い影響を及ぼしていた』というイメージがありますよね。
ただ、深呼吸のやりすぎによる逆効果の場合、あなたが予想していなかった逆の効果が出てしまう可能性があるといえます。
あなたは、深呼吸に何を望みますか？
きっと、多くの人は「今日は身体がだるいな」と思ったときに、深呼吸で身体をリフレッシュさせて「よし、仕事を頑張ろう！」という望みだと思います。
ですが、深呼吸の効果とは、新鮮な酸素を腹式呼吸で取り込むことで、内臓に血液を送ることなんです。
そうなると、人は回復モードに入りますので、ついつい眠くなってしまうんですよね。
そういう意味では、深呼吸のやりすぎは逆効果といえてしまうんです。
アウトプット編集長 緊張している人がいたら、リラックスさせるために深呼吸を勧めますよね。
その理由は、深呼吸をすることでストレスを緩和させてくれるからです。
ですので、すでにやる気モードになっている人が「仕事を頑張るために、まずは深呼吸をしよう！」という考え方は、そもそも間違っていると覚えておきましょう。
まとめ
もちろん、深呼吸は健康効果が期待できる呼吸法なので、毎日実践するといいです。
ですが、深呼吸のやりすぎは逆効果になってしまう可能性があるため、深呼吸の回数はほどほどにとどめておきましょう。
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