のうのうと生きている犬

「のうのうと生きるって悪口になるの?」
「のうのうとの意味や使い方を教えて!」

「のうのうと生きる」「のうのうと生きている」という言葉。
これらは悪口になるのでしょうか?

本記事では、のうのうとの意味や使い方を分かりやすく解説していきます。

のうのうとの意味や使い方

のうのうととは、不安や悩みがなく、のんびりとしていること。

そのため、老後にのんびりと暮らすことを「のうのうと暮らす」「のうのうと生きる」のように使っても間違いではありません。

ところが、近年の日本では、のうのうとは悪い意味で使われることが多いです。
たとえば、悪事を働いている人間に対して、「警察に捕まらないことを言いことに、奴らはのうのうと生きている」といった表現が使われます。

では、のうのうとの使い方はどちらが正しいのでしょうか?
のうのうとは、プラスの意味でもマイナスの意味でも使うことができますが、他人に対して言ってしまうとマイナスの意味に捉えられてしまうので注意しましょう。

アウトプット編集長アウトプット編集長

どうしてものうのうとを使いたいときは、相手ではなく、自分に対して使うといいです。

たとえば、「私はのうのうと生きるぐらいしか取り柄がないです」と言えば、へりくだった表現として使うことができます。

以上、のうのうとの意味や使い方を解説しました。

続いては、のうのうと生きるが悪口に聞こえる理由を紹介します。

のうのうと生きるが悪口に聞こえる理由

のうのうとという言葉は、見た感じも柔らかい表現ですよね。
ですので、ついつい使いたくなる言葉だと思います。

しかし、相手に対して「のうのうと生きてて羨ましいです」なんて言ってしまったら、相手の方の機嫌を損ねる可能性があります。
何故なら、のうのうとはマイナスの意味で捉えられることが多い言葉だからです。

そのため、「のうのうと生きてて羨ましいです」という言葉は、「このご時世に不安や悩みがないなんて、いい御身分ですね」と悪口を言われている気分になるんです。

アウトプット編集長アウトプット編集長

「のうのうと生きているなんて許せない!」という言葉があるように、のうのうとは相手を罵倒する言葉として使われやすいです。

そのため、あなたに悪意がなくても、のうのうとという言葉を相手に対して使ってしまうと、相手は「悪口を言われてる!」と思ってしまいます。

ですので、誤解を招きやすいのうのうとという言葉は、相手に対して使わないほうがいいんです。

以上、のうのうと生きるが悪口に聞こえる理由を解説しました。

ちなみに、「のうのうとが相手に対して使えないなら、何か類語で代用できないかな?」と思った方は、こちらも注意が必要となります。
何故なら、のうのうとの類語も悪口に聞こえるものばかりだからです。

のうのうとの類語を使っても悪口に聞こえてしまう

「のうのうとの類語なら、相手に使っても大丈夫なのでは?」と思いたくなるかもしれません。
ですが、のうのうとの類語も意味は似たり寄ったりですので、相手に対して使うと悪口だと思われる可能性が高いです。

では、のうのうとの類語を実際に見てみましょう。

のうのうとの類語
  • おめおめと
  • ぬくぬくと

おめおめとは、恥だと知っていながら今の状態を続けている様をたとえた言葉です。
たとえば、会社に多大な損失を負わせた社員がいまだに出社していたら、「よくおめおめと会社に顔を出せますね」と罵倒するときに使うことができます。

つまり、おめおめも悪口として使われやすい言葉ということです。

さて、続いてはぬくぬくとという言葉をチェックしてみましょう。

ぬくぬくとは、温かく気持ちがいい場所を表現した言葉です。
「こたつの中はぬくぬくとしており、もう出たくない」といった使い方ができます。

ただし、ぬくぬくとという言葉を相手に使ってしまうと、なんの努力もせずに安泰した状態に収まっているという意味に変わってしまいます。

たとえば、社長の息子がなんの成果もあげていないのに昇進した場合、「御曹司が部長の椅子にぬくぬくと収まった」と皮肉交じりに使われる言葉となります。

つまり、ぬくぬくも相手に使ってしまうと悪口に聞こえてしまうんです。

アウトプット編集長アウトプット編集長

『おめおめと』も『ぬくぬくと』もニュアンスは違えど、結局は悪意を持って使う言葉となります。

ですので、のうのうとの類語も直接相手に対して使ってしまうと悪口に聞こえてしまいますので、使わないほうが賢明ですね。

まとめ

自分自身が「のうのうと生きるのに憧れている」という分には、意味も通じますので使っても問題はありません。

ですが、相手にして「のうのうと生きている」と言ってしまうと悪口だと勘違いされてしまうので、使い方には注意しましょう。


読まれている記事