拒否反応を起こす女性

「拒否反応を起こすってどういう意味?」
「拒否反応を起こす人間の心理や解決策を知りたい!」

大人になるにつれ、拒否反応について深く考えるようになる方も多いはず。
本記事では、拒否反応を起こす人間の心理と解決策を紹介していきます。

編集者・綾瀬編集者・綾瀬

拒否反応って、少なからず誰にでもありますよね。

アウトプット編集長アウトプット編集長

そうだね。
拒否反応の代名詞は対人関係だけど、人によっては虫や動物といった生物に対して拒否反応を示す方もいる。

人間はどのようなメカニズムで拒否反応を起こすのか、分かりやすく解説していくね。

まずは、拒否反応の意味について紹介していきます。
意味を正しく理解することで、拒否反応の心理もおのずと分かってくるからです。

拒否反応の意味

拒否反応とは、その存在を見た瞬間に拒絶する態度を取ってしまうことです。

拒否反応を分かりやすく例えるなら、台所でゴキブリと遭遇した瞬間ですね。
一般の女性なら、ゴキブリを見た瞬間に悲鳴をあげるはずです。
これこそ、ゴキブリに対する拒否反応といえます。

また、拒否反応は仕事の対人関係で使われることが多いです。
たとえば、嫌いな上司と顔を合わせるたびに拒否反応が起こる方もいますね。
人によっては、嫌いな人の声を聞くだけで気分が悪くなってしまいます。

このように、拒否反応は単なる条件反射だけでは終わらず、体の不調を引き起こすこともあるんです。
ですので、拒否反応を起こす人間の心理や解決策を知っておくと、いざというときに自分の身を守ることができます。

ちなみに、拒否反応とよく間違われるのが拒絶反応です。
拒絶反応についても少し触れておきますね。

拒否反応の類語は『拒絶反応』

拒否反応と拒絶反応の違いが知りたい方も多いはず。
分かりやすくいえば、拒絶反応は拒否反応の類語です。

ただ、もともとは拒絶反応の言葉のほうが広く使われていました。
拒絶反応とは移植手術で使われる専門用語で、自分と異なる臓器を移植した際、生体反応によってその臓器を拒絶する反応のこと。
その拒絶反応の意味が転じ、嫌いな生物に対する条件反射として使われるようになりました。

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拒絶反応は、辞典だと拒否反応の類語というよりは同一の意味として扱われています。

ただし、日常会話で使われやすいのは拒否反応ですが、嫌いな人を表現するときは拒絶反応といったほうが伝わりやすいですね。

以上、拒否反応の意味を解説しました。

拒否反応の意味が分かってきたところで、いよいよ拒否反応を起こす人間の心理と解決策を紹介していきますね。

拒否反応を起こす人間の心理と解決策

拒否反応を起こす人間の心理は、いたってシンプルです。
それは、過去に起きた出来事が知らぬ間に思い起こされることで反応してしまいます。

たとえば、仕事でミスをして上司に何度も怒られていたとします。
そういう体験があると、上司に話しかけるだけで「もしかしたら、また怒られるかもしれない」という気持ちになりますよね。
これが拒否反応の始まりです。

その後、何もしていなくてもその上司に対する苦手意識が強くなり、どんどん拒否反応が酷くなっていきます。

はじめは声を聞いただけで気分が悪くなり、最終的には仕事に行こうとすると涙が出てしまうぐらい悪化してしまうこともあるんです。

では、拒否反応を起こすようになったらどうすればいいのでしょうか?
解決策は3通りあります。

拒否反応を起こすようになったときの解決策
  • 仕事の悩みを第三者に相談する(できれば職場と関係がない人)
  • 相手に認めてもらえるように自分が変わる(心に余裕がある場合)
  • 速やかに職場を変える(もう心に余裕がない場合)

まず、最初に試してほしいのが仕事の悩みを第三者に相談することです。
あなたにとっては深刻な悩みなのかもしれませんが、もしかするとその悩みは社会人になると誰もが経験することかもしれません。

ですので、仕事の悩みを誰に聞いてもらうことで何かアドバイスがもらえる可能性が高いんです。

ただし、職場の対人関係に関する悩みは同じ職場の人に相談しないほうがいいでしょう。
何故なら、次の日に「〇〇さんは△△さんを嫌っている」と広められる危険性があるからです。

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悪意があるかは別にして、本人以外の同僚に昨日の話をついつい喋ってしまう人って多いんです。
その後、色々な人から話が回っていき、最終的に嫌いな人の耳に入ってしまうのは職場あるあるですね。

ですので、対人関係の悩みは同じ職場の人にしないほうがいいです。

そして、あなたに心の余裕がまだあるのなら、自分が変わることで拒否反応を起こさずに済むようになります。
「どうして自分が変わらないといけないの?」と思いたくもなりますが、残念なことに嫌いな人が性格を変えたり、あなたに譲歩してくれたりすることは絶対にありません。

ですので、職場の嫌いな人と今後も付き合わなければならないのなら、自分が変わるしかないんです。

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もちろん、自分が変わることも結構大変なことだと思います。
ですが、あなたがその会社や仕事内容が好きだった場合、たった1人の嫌いな相手のせいで仕事を辞めるのはもったいないです。

嫌いな相手とうまくやっていくコツは相手に自分を認めてもらうことです。
好きな相手を嫌う人間はいません。
ですので、相手に好かれることを意識して行動すると、相手から認められるようになります。

さて、ここまではあなたに心の余裕があった場合の解決策を紹介しました。

ただ、拒否反応の重度によっては、生理的に無理だと思うぐらい深刻になっていることもあるはず。
この段階になっているのなら、速やかに職場を変えることをオススメします。

転職に関する不安のせいでなかなか行動できない方も多いと思いますが、体や心を壊してまで職場にいくよりははるかに幸せな人生が待っているはずです。

ですので、もし嫌いな人への拒否反応で苦しんでいるときは、転職も視野に入れておくといいでしょう。
転職のメリットはこちらの記事でも紹介していますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。


以上、拒否反応の心理や解決策について紹介しました。

最後に、拒絶反応を引き起こす原因になりやすい対人関係の解決方法についても紹介しておきますね。

嫌いな人の拒絶反応を未然に防げる対人関係の極意が学べるオススメの書籍

嫌いな人と会ってしまうと、誰でも拒絶反応が起こってしまうものです。
それはつまり、相手のことが嫌いにならなければ、拒絶反応は未然に防げることを意味します。

ですので、嫌いな人への拒絶反応に悩んでいる方ほど、まずは対人関係を円滑にする方法を学ぶべきです。
その方法が分かれば、今後は他人から敵意を向けられる機会が少なくなりますので、結果として対人関係で悩むことのない人生が過ごせるようになります。

ここでは、嫌いな人を作らない対人関係の極意が学べる書籍をいくつか紹介しておきますね。

マンガでわかる! 対人関係の心理学

マンガでわかる!対人関係の心理学は、他人との基礎的な付き合い方がマンガ形式で学べる良書です。
サクッと読めちゃいますので、電車の通勤中にも読めるオススメの一冊。

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誰と会っても疲れない「気づかい」のコツ

誰と会っても疲れない「気づかい」のコツは、対人関係療法のプロが解説している分かりやすい一冊。
これを読めば、本当の気づかいとは何かを知ることができます。

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対人関係療法でなおす うつ病

対人関係療法でなおす うつ病は、うつ病を疑い始めたらぜひ手に取ってほしい本です。
対人関係療法のポイントが初心者にも分かりやすく紹介されています。

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まとめ

拒否反応の症状は、人によって異なります。
ただ、表情や態度に拒否反応が出てしまうと、それが理由で更なるいざこざに発展する可能性があるので注意しなければなりません。

そうならないように、日ごろから対人関係の勉強を行っておくと良いでしょう。


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