「まだ起こっていないことを心配する必要はありませんって言われたけど、その根拠って何?」
「心配事の9割は起こらないという話は嘘なの?本当なの?真実を教えて!」
言われたときは、ついつい納得してしまう言葉ってありますよね。
「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」というセリフも、そんな言葉の1つだと思います。
ですが、よくよく考えてみると、「本当に心配する必要はないのだろうか?」と疑問に思ってしまう方も多いはず。
本記事では、まだ起こっていないことを心配する必要はありませんという言葉の信憑性を考えていきます。
あれこれ考えていると、どんどん心配になっちゃいますよね。
だから、「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」という言葉は分かる気がします。
確かにそうだね。
でも、不安が的中することもあるはず。
そう考えると、本当に心配する必要はないのだろうか?
「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」は嘘か本当か?
20代から30代の男女に「あなたは今、悩んでいますか?」と尋ねたところ、なんと9割の方が何らかの悩みを抱えていることが大手の調査会社の調べにより判明しています。
つまり、多かれ少なかれ、人間は何らかの悩みを抱えているわけですね。
そして、その心配事の9割はまだ起こっていないことを心配している方がほとんど。
たとえば、「最近、彼氏が会ってくれない。もしかして、嫌われたのでは?」といった心配事なんですよね。
そんな悩める人々を救うために生まれた言葉こそ、「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」という考え方となります。
その理由は、心配事の9割は起こらないからです。
心配事の9割は起こらないという考え方は「なるほど」と思う反面、「心配事が実際には起こらないって、何を根拠に言っているの?」と首を傾げてしまいますよね。
ですが、心配事の9割は起こらないという考え方には、それなりの根拠があるんです。
心配事の9割は起こらないという理由に根拠はあるのか?
心配事の9割は起こらない理由としてあげられる根拠は、人間という生き物の特徴が関係しています。
それは、人間は考える生き物ということです。
人間は考えることに優れているため、あらゆる危機を予測することができます。
だからこそ、人類の祖先は原始時代でも生き残ることができたんです。
つまり、現代の人間も本能的に考えを巡らせるようにできています。
心配事もまた、考えることに優れた人間だからこその危険察知能力だといえるんです。
予想ができていれば、実際に起こったときの対処がしやすいですよね。
そのため、人間はあらかじめ、色々なことを本能的に考えてしまうんです。
そして、そのほとんどの心配事が現実的ではないことって多いんですよね。
ですので、心配事の9割は起こらないという理由は、人間はあれこれ想像してしまうためだと言われています。
心配事の9割は起こらないが本当だと思える事例
ここで、心配事の9割は起こらないことが本当だと思える事例を紹介しておきますね。
1番分かりやすいのが育児に関する心配事です。
もし、小学生の子供が「1人で公園に行ってくる」と言って出ていったら、あなたはどんな心配事を考えてしまうでしょうか?
- 交通事故に遭わないだろうか?
- 知らないおじさんに声をかけられても、ついていかないだろうか?
- 公園で遊んでいる子供たちと仲良くできるだろうか?
- 今日は暑いから、熱中症にならないだろうか?
きっと、こういった心配事を想像してしまいますよね。
ですが、夕方になったら子供は何食わぬ顔で「ただいま」と帰ってくるはずです。
その元気な顔を見れば、あなたの心配事は起こらなかったことが分かります。
このように、生活の中でつい考えてしまう心配事は多々ありますよね。
ですが、その9割は本当に起こることはないんです。
「ちょっと言い過ぎたかな?もしかして、相手を怒らせてしまったのではないか?」といった心配事もありがちですよね。
ですが、次の日に会ってみると、いつもどおりに話しかけてくる方のほうが多いはず。
人間は、ついつい最悪の状況を想像しがちです。
ですが、大抵は思い過ごしなことが多いため、心配事の9割は起こらないという考え方はあながち間違いではないんです。
心配事の9割は起こらないが嘘だと疑ってしまう事例
ですが、世の中には心配事の9割は起こらないことが嘘だと疑ってしまう事例も存在します。
代表的な例といえば、恋愛におけるトラブルですね。
とくに、女性の勘が働いたときに「彼氏が浮気しているのでは?」という心配事が頭をよぎりますが、なぜか高い確率で的中させてしまうことが多いです。
こういった経験がある人は、「心配事の9割は起こらないなんて嘘だ!」と疑ってしまうわけですね。
この話からも分かるとおり、本当に心配事の9割は起こらない人もいれば、嘘のように悲惨な出来事に遭遇している人もいるんです。
つまり、心配事の9割は起こらないかどうかは、その人の勘の鋭さによって変わってくるため、必ずしもすべての人に当てはまる考え方ではないといえます。
ではなぜ、「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」といった言葉が使われるのでしょうか?
その理由は、言葉がもたらす心理的効果が期待できるからなんです。
【結論】まだ起こっていないことを心配する必要はありませんの言葉がもたらす心理的効果が重要
心配事が多いと、人は不安になってしまいます。
そのせいで、冷静な判断ができなくなってしまうこともあるんです。
そんなとき、「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」と声をかけてもらい、その根拠を「心配事の9割は起こらないからです」といってもらえたら、悩んでいる方はどんな気持ちになるでしょうか?
きっと、心のモヤモヤがスッとなくなり、気持ちがラクになるはずです。
ですので、心配事の9割は起こらないという考え方が本当か嘘かは、さして重要ではないと思います。
その言葉を信じることで気持ちがラクになるのなら、「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」という言葉は信じるに値する考え方だといえるでしょう。
心配事の9割は起こらないという考え方は統計学的な話であり、すべての人に当てはまるものではありません。
ですが、誰が聞いても今の不安な気持ちが少しはラクになるはずです。
そう考えたら、「まだ起こっていないことを心配する必要はありません」という言葉は、必ずしも嘘ではないといえるかもしれませんね。
まとめ
心配事の9割は起こらないという言葉は、枡野俊明さんが出版した本によって広まりました。
もし、禅の教えに通ずる『心配事の9割は起こらない』の考え方が知りたい方は、ぜひ手に取ってみるといいでしょう。
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