「最近の若者がおかしいと感じるのは私だけ?」
「最近の若者の特徴を教えて!」
歳を重ねれば、必ず自分よりも年下の若者たちと関わる日がやってきます。
ただ、自分が若かった頃と比べて、彼らの言動に驚かされることって多いですよね。
本記事では、『最近の若者がおかしいと感じてしまう特徴』や『最近の若者との上手な付き合い方』を紹介していきますね。
私は独立したあと、若者たちを雇用し、指導した経験もあります。
その経験上から気づいた情報も紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最近の若者はおかしいと感じる4つの特徴
最近の若者はおかしいと感じる特徴は以下のとおりです。
- 常識がない(礼儀知らず)
- メンタルが弱い
- 恋愛しない
- 何を考えているのかが分からないので怖い(あまり自分のことを喋らない)
どういうことなのか、それぞれの特徴をより詳しく解説していきますね。
常識がない(礼儀知らず)
最近の若者はおかしいと感じる方々がその理由としてあげたのは、やはり常識がない言動ですね。
とくに、年上の相手に対する礼儀が欠けている若者が多いことを指摘しています。
- ちゃんと挨拶ができない(お辞儀など)
- ときどきタメ口になる(話が盛り上げると友達感覚になる)
- 一般教養が欠けている(スマホ片手に相手と話すなど)
- 業務連絡として使っているLINEでも絵文字を多用している
上記以外にも数え出したらキリがないですが、やはり共通していえることは「どうしてあなたは誰にも注意されずに社会人になれたの?」という疑問ですよね。
この理由は単純明快で、最近の若者は間違いを厳しく注意されるような環境で育っていないからです。
担任の先生や親でさえも、子供を厳しく叱ることはほとんどありません。
何故なら、学校で教師が生徒を怒鳴ってしまうと、それはパワハラや体罰として見なされるのが今の世の中だからです。
さらに、子供を叱らないで友達のように接する親が急増したことも、非常識な若者を増やした原因だと言われています。
メンタルが弱い
メンタルが弱い若者が増えたことも、最近の若者がおかしいと感じるポイントかもしれませんね。
これは、最近の若者に常識がない原因と似ていますが、現在は怒られる経験がほとんどないまま成人になった人が増えています。
理由は色々とあるのですが、やはり厳しく教えることは体罰と疑われるようになった世論が大きく影響していますね。
そのため、怒られ慣れていない若者が上司に怒られると、パニックになったり、精神的に病んだりしてしまうんです。
心の成長は、経験の積み重ねで培われていきます。
ですが、現在は多種多様なライフスタイルの中から自分に合った生き方を自由に選べる時代ですので、良くも悪くも若者たちは自分の好きなことに没頭することができてしまいます。
つまり、現代人は苦しい経験やつらい経験を避けて生活することができるため、メンタルが弱いままの若者が増えているんです。
恋愛しない
昭和の時代は、娯楽と呼べるものがほとんどありませんでした。
そういう意味では、当時の若者たちが全力で恋愛を楽しんでいたのも頷ける話ですね。
ただ、現在は恋愛に変わる娯楽が数えきれないほどあります。
とくに、アイドル文化が盛んな日本では、自分の推しのアイドルに情熱を注ぐ若者が非常に多いですね。
つまり、最近の若者は恋愛をしなくても寂しさを埋める存在がいるんです。
この文化が理解できない方は、「どうして最近の若者は恋愛しないの?」という疑問が解けることはないかもしれませんね。
最近の若者が恋愛しない理由は、さきほどのメンタルが弱いことにもつながってきます。
つまり、失恋するのが嫌だから、なかなか現実の恋愛ができないわけですね。
ただし、最近の若者が気軽に告白できない理由の中には、現代特有のトラブルを恐れている場合があるので、必ずしも意気地なしとは言えない部分があります。
なんと、異性を振った人の中には「なんか〇〇に告られたんだけどww」とSNSに書き込んでしまうこともあるんです。(告白を相談された友人がバラすケースも多いようです^^;)
つまり、フラれたことが全校生徒にバレるどころか、生徒たちの親御さんにも知られてしまう危険性もあるわけなんです。
そう考えると、怖くて告白できなくなってしまうのも分からなくはないですね。
何を考えているのかが分からないので怖い(あまり自分のことを喋らない)
最後に、最近の若者が怖いと感じる特徴についても解説しておきますね。
怖い若者にも色々なタイプがありますが、最近多いのが何を考えているのかが分からないので怖い印象を受ける若者ですね。
人間は、分からないものに対して漠然とした恐怖心を抱くようになります。
そのため、あまり自分のことを喋らない若者が怖い(不気味)と感じてしまうんです。
では何故、最近の若者は自分のことをあまり喋らないのでしょうか?
この理由も世代の影響が強いのですが、どうやら自己主張するのが面倒くさいと思う若者が増えているようですね。
さらには、好き嫌いがハッキリしている世代なので、興味がない相手には無関心を決め込む若者が多いのも、他人と会話をしない原因だと言われています。
以上、最近の若者はおかしいと感じる特徴を解説しました。
では、最近の若者と上手に付き合うためには、どうすればいいのでしょうか?
最近の若者はおかしいと思ったときに考えなければならないこと【若者との上手な付き合い方】
もし、あなたが「最近の若者はおかしい」と思っているときは、ぜひ考えてみてほしいことがあります。
それは、あなたにも最近の若者と呼ばれる時代があったという事実です。
そして、どの時代にも「まったく、最近の若者は……」と嘆く大人がいた事実も忘れてはいけないと思います。
平成生まれの人「令和生まれの考えにはついていけないな」
昭和生まれの人「平成生まれはゆとり世代だからな」
大正生まれの人「昭和の若者は根性がなさすぎる!」
日本のみならず、世界中の大人たちも、新しい世代に対して「自分たちとはどこか違っている」と感じるわけですが、それは当然と言えば当然です。
何故なら、自分たちの時代にはなかった文化や常識の中で生まれた世代だからです。
例えば、携帯電話がなかった時代、恋人をデートに誘うときは相手の実家に電話をかけていました。
そのため、ときには恋人の父親が電話に出ることもあるので、礼儀正しい口調は自然と覚えるわけですね。
このように、世代によって環境がまったく異なるため、自分が常識だと思っていたことが、今の世代では体験する機会がなかったということはよくある話なんです。
ですので、若い世代はおかしいと全否定するのではなく、「外国人が日本の常識を知っているわけがないから、一から教えてあげるか」という気持ちに切り替えたほうがうまくいくと思います。
もちろん、そうはいっても最近の若者のおかしい言動に納得がいかない方も多いはず。
ただ、おかしい若者があなたの前にやってくる最大の原因は、実はあなたが勤めている会社のせいなので、こればかりは仕方がないと割り切ったほうがいいです。
最近の若者でも、在学中に部活動を頑張っていた学生はきちんと挨拶ができますし、成績優秀な学生は一般教養がしっかりと備わっています。
ですが、そういった学生たちは就活中に大手企業に取られてしまうため、中小企業にやってくるのはあなたが苦手な非常識の若者ばかりになってしまうんです。
ですので、最近のおかしい若者と関わりたくない場合は、あなたが日本を代表するような大手企業に就職しなければなりません。
その手間を考えると、やはり今の若者を常識ある社会人に育てたほうが効率がいいといえるんです。
まとめ
最近の若者はおかしい部分もありますが、きちんと教えれば即戦力として育つようになります。
1人でも優秀な部下に育てることができれば、来年の新入社員からはその部下に指導させることができますので、あなたの負担はグッと少なくなるはずです。
ですので、最近の若者だといって見捨てるのではなく、まずは一から教えてみてください。
1年が過ぎた頃には、きっと愛着がわくと思いますので、あなたが抱えているストレスもなくなっていると思います。
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