「言われたことしかやらないって怒られたけど、何が悪いの?」
「言われたことしかやらないのは当たり前だよね?」
会社に就職した新入社員が上司に言われてイラッとする言葉があります。
「どうしてお前は言われたことしかやらないんだ!それじゃパート(アルバイト)と同じだぞ!」
ただ、こういった上司の言葉に対するモヤモヤ感を解決するためにグーグルで検索してみても、『言われたことしかやらない人の特徴』とか『言われたことしかできない人の対処法』みたいな記事タイトルばかりが出てしまい、あなたは否定されたような気持ちになっていたはずです。
そんな理不尽な気持ちを抱いている方、安心してください。
言われたことしかやらないのは当たり前の行動です。
あなたの言動が正しいことを、本記事で分かりやすく紹介していきます。
「言われたことしかやらない」って、わざわざ口に出して言わなくてもいい言葉ですよね。
そうだね。 本記事では、言われたことしかやらないという言葉の是非について紹介していくね。
もっとも、そういうセリフを言いたがる上司ほど、かつて自分も言われた経験があるみたいだけどね。
言われたことしかやらないのは当たり前なので何が悪いと聞き返すべき
まずは、どんなときに「どうして言われたことしかやらないんだ!」と上司に罵倒されてしまうのか、部下と上司のやり取りを例文で見てみましょう。
部下「おはようございます。あの、今日は何をすればいいですか?」
上司「昨日、頼んでいた書類は作成できたのか?」
部下「はい、できてます。これです」
上司「うーん。ここは画像を入れないと意味が通じないんじゃないか?」
部下「はい、分かりました。画像を入れ直します」
1時間後……。
部下「書類、完成しました」
上司「おお、そこに置いといて」
部下「あの、次は何をすればいいですか?」
上司「……お前さ、言われたことしかやらないようじゃバイトと同じだぞ」
部下(ええっ!)
だいたいは、こんな流れで言われたことしかやらない新人のレッテルが貼られてしまいますよね。
ですが、新人の部下からすれば、何故そんなことを言われてしまったのか、見当もつかないはず。
まずは、どうして上司が「言われたことしかやらない」という言葉を、さも当たり前のように使ったのかを考えてみましょう。
こういったケースだと、2つの理由が考えれます。
- 「何をすればいいですか?」という部下のセリフを聞いたのが2回目だったから
- 上司に話しかけたとき、上司が他の業務で忙しかったから
「何をすればいいですか?」という質問は、上司からすると「自分が何をすればいいか、今から考えてください」という意味になるんですよね。
そのため、上司が仕事中に部下から何度も同じ質問をされると、ついイライラしてしまうんです。
その結果、「お前は言われたことしかやらないな!」という罵声が飛び出すことになります。
だからといって、新人の部下に指示を出さない上司は無能としか言いようがありません。
何故なら、人材をうまく使えていないからです。
人材をうまく使えるようになれば、そもそも自分が仕事で忙しいという状況にはならなかったはずです。
最初から部下をしっかりと育てていれば、部下は何をすればいいのかが分かるようになりますので、上司をわずらわせるような問いかけもしなくなります。
つまり、「お前は言われたことしかやらない!」と怒っている時点で、その上司は無能だと判断できるわけですね。
仕事のやり方がある程度分かるようになれば、誰でも自分で仕事が見つけられるようになります。 そんな上司には、「言われたことしかやらないことの何が悪い」と言ってあげるのが親切かもしれませんね。
そういった行動ができない部下がいるのなら、できるようになるまで教えてあげるのが上司の仕事です。
それを放棄し、「お前は言われたことしかやらないよな!」と当たり前のように怒っている上司は無能だといえます。
以上、言われたことしかやらないのは当たり前の話という事実を解説しました。
続いては、無能な上司の代わりに言われたことしかできない問題点を紹介しておきますね。
言われたことしかできない人の問題点を無能な上司の代わりに教えます
「お前は言われたことしかできないな!」というセリフを使う上司ほど、どうして言われたことしかできない人間は社会人として悪いのかを教えようともしません。
ですので、その理由について分かりやすく紹介しておきますね。
言われたことしかできない人は、以下のような問題点があるため、会社で役に立たないと言われてしまいます。
- 社員全員が効率よく仕事をこなすことで会社の利益が生まれるため
- 次の新人が入ってきたとき、新人の教育係として仕事を任せることができないため
当たり前の話ですが、会社は人件費を払うかわりに全力で働いてもらいたいと考えています。
ですが、言われたことしかできない人は、上司に仕事のやり方を聞くというロスタイムを作ってしまうどころか、上司側にも仕事のやり方を教えさせるというロスタイムを生み出してしまうんです。
この状態がいつまでも続いてしまったら、会社は無駄な人件費を払い続けていることになります。
だから、会社側からすれば、「いつまでも言われたことしかできない人はいらない」と思ってしまうんです。
また、春になればどんどん新卒が入ってきます。
彼らに誰が仕事を教えるかと聞かれれば、やはりあなたなんですよね。
ですが、1年経っても誰かに仕事をもらわないと作業に取りかかれないようでは、次の上司として出世させることも厳しいと判断されてしまうため、会社からすれば「言われたことしかできない人間は無能だ」と思ってしまうんです。
給与をもらっている以上、その金額はしっかりと働かなければなりません。 自分で判断し、新しいアイデアを出せるようになったとき、はじめて会社の利益になる人材として評価してもらえるようになります。
言われたことしかできないうちは、会社の利益に大きく貢献することは難しいです。
以上、言われたことしかできない人の問題点を解説しました。
「会社の言いたいことは分かるけど、今の上司がいる職場でそんなに頑張る気にはなれないかな」と思っている方もいるはず。
そういう方は、自分に向いている仕事を探すのもアリだと思います。
言われたことしかできない人は向いてる仕事を探すのもアリ
単刀直入に聞きますが、今の会社で一生働きたいと思いますか?
おそらく、ほとんどの方はNOと答えてしまうはず。
「お前は言われたことしかできない!」とあなたを罵るような人間がいる職場ですから、そこでバリバリ働こうとは思わないですよね。
ですが、「君のような新人が来てくれて本当に助かる!」と言ってくれるような上司がいる職場ならどうでしょうか?
きっと、あなたも会社の仕事にやりがいを感じるようになるはずです。
ですので、言われたことしかできない人ほど自分の向いてる仕事を探したほうが将来のためになると思います。
ほとんどの方は、能力がないから言われたことしかできないのではありません。 あなたに向いている職場なら、きっとあなたを正しく評価してくれる上司に巡り合うことができると思います。
やる気になるような業務内容でもなければ、一緒に仕事を頑張りたい上司もいないからです。
合わない会社で働き続けるデメリットはこちらの記事でも紹介していますので、自分の将来を真剣に考えている方はぜひチェックしてみてください。
自分に合わない会社はできるだけ早く辞めたほうがいいです。その理由を紹介します。
まとめ
何も教えられていないのに、言われたことしかやらないのは当たり前のことです。
あなたは何も悪くありませんので、「言われたことしかやらないことの何が悪い」と言い返しても問題はありません。
そんなことをいう人間がいる職場なら、本気で転職することを考えてみてもいいと思います。
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