火葬場に行ってはいけない人とその理由【誰でも行けるわけではありません】

「火葬場には誰でも行けるわけではないって本当？」
「火葬場に行ってはいけない人を教えて！」

葬儀が終わったあとは、故人を火葬場に移動させます。
ですので、故人の最後を見届けたい方は、火葬場に参列する必要があるんです。

ただし、火葬場には誰でも行けるわけではありません。
本記事では、火葬場に行ってはいけない人とその理由を紹介します。

火葬場に行ってはいけない人とその理由

火葬場とは、ご遺体をあの世へ送る神聖な場所です。
ですので、火葬場には限られた人間しか訪れることはできません。
そのため、以下のような方々は火葬場に行ってはいけないと言われています。

どうして、こういった方々が火葬場に参列できないのか、その理由をより詳しく紹介していきますね。

故人と血のつながりがない方（ただし、例外もある）

一般の方が故人とお別れをする場は、葬儀場です。
だからこそ、故人が生前にお世話になった方々を葬儀場にお招きします。

一方、火葬場は故人が旅立たれる場所です。
そのため、故人を見送ることが許されているのは、基本的に故人の親族だけとなります。
ですので、故人と血のつながりがない方は、火葬場に行ってはいけません。

ただし、故人と血のつながりがない方でも、火葬場に行って故人を見送る方法があります。
それは、親族（とくに喪主）からの強い要望です。

「一緒に見送ってほしい」と親族の方から声をかけられたときは、断るよりも一緒に火葬場にいくのがマナーとなります。
故人のためにも、ぜひ最後のお別れをしましょう。

マナーが守れない方

火葬場には、若くして亡くなった故人も運ばれてきます。
そのため、最後のお別れの場となる火葬場は、葬儀場よりも深い悲しみに包まれているんです。
ですので、マナーが守れない方は火葬場に行ってはいけない人物となります。

たとえば、火葬場での写真撮影はNGです。
意外と知らずに、故人の最後を映そうとカメラを取り出す方がいるんですよね。
こういった行動をしてしまう方がいるときは、前もって注意しておくか、そもそも火葬場に連れてこないほうがいいでしょう。

妊婦の方（ただし、絶対ダメなわけではない）

意外と知らない方も多いのですが、妊婦は火葬場に行ってはいけない人だと昔から言われているんです。
「えっ？なんで？」と驚かれる方もいるでしょうが、大昔の火葬場を見れば納得できると思います。

かつての火葬場は、今ほど整備されていないため、故人の焼かれる姿がしっかりと見えてしまうこともありました。
そのため、故人が火葬されている姿は、健康な方が見ても具合が悪くなるような光景だったそうです。
そんな火葬場の光景を妊婦の方に見せたら、お腹の子にどんな影響があるか分かったものではありませんよね。
ですので、火葬場に妊婦の方は行かないほうがいいと言われているんです。

もちろん、現在は火葬場がしっかりと整備されていますので、昔よりもショックな光景を見ることはなくなりました。
ですが、故人が骨になった姿をみて、ショックを受ける方もいるはず。
ですので、万が一がないように、今でも妊婦の方は火葬場に行くことを止められることが多いようです。

ただし、妊婦の方が故人の親族である場合、火葬場で故人の最後に立ち会う権利があります。
もし、妊婦の方がどうしても行きたいといったときは、周りの方がしっかりとサポートしてあげましょう。

身体が弱い方（お年寄り、病気がある方）

実は、身体が弱い方も火葬場に行ってはいけない人だと言われています。
そのため、お年寄りや病気がある方は、火葬場にはいかないほうがいいようです。

どうして身体が弱い人が火葬場に行ってはいけないのかというと、それは火葬場の位置が関係しています。
一般的な火葬場は、町から離れたところに作られることが多いです。
つまり、身体が弱い人の容態が急変しても、すぐには救急車が到着できないわけですね。

ですので、身体が弱い人は火葬場に行くことはやめたほうがいいと言われています。

まとめ

故人を火葬場まで見送りたい気持ちは、各々あると思います。
ただ、大切なのは故人を想う気持ちであることを忘れないでください。

かりに火葬場に行けなくても、故人を想う気持ちが供養となります。
ぜひ、参列した葬儀場で故人に想いを伝えてあげてくださいね。

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